東組

出典: フリー引用句集『ウィキクォート(Wikiquote)』

大阪の暴力団・東組組員らの発言集。

東組の代紋“七つ源氏車”

東組に関して[編集]

  • まあ、ヤクザ組織やから礼儀作法にはうるさいけども、あとはどうピリピリしとることはないと思うけど。” ― 大野大介(二代目東組本家付・二代目清勇会若頭)、2011年、『東組に対して抱かれがちな“殺気立ったイメージ”』について。[1]
  • うちらは家族的なつながりが濃いからね。大手の広域組織と同じような見方は当てはまらんのとちゃうかな。知らん人間もまずおらんし、とにかくお互いによう知っている者同士ばかりです。” ― 山澤正敬(二代目東組本家付・三代目森田組本部長)、2011年。[1]
  • 集まるときでもすぐに全員揃うことができるのは強みやと思います。実の家族のように皆との絆は固いんですが、これは東総長からの伝統で、もちろん滝本二代目もそういうお考えの方ですね。” ― 隈村州男(二代目東組・二代目清勇会若頭補佐)、2011年。[1]
  • 確かに我が強いちゅうかアクが強い者は多いな。人の話を聞かんような人間がヤクザになるんやろうけど、そのなかでももうひとランク上の話を聞かん人間が多いかな(笑)。” ― 呉本公一(二代目東組・二代目清勇会本部長)、2011年。[2]

ヤクザに関して[編集]

  • 自分らの子供のころは、ヤクザがヤクザで生きられた時代やったから憧れもありました。でも十代半ばの子供だからヤクザがどんなものか分からんかったんで入門する怖さとかはなかったですね。” ― 大野大介(二代目東組本家付・二代目清勇会若頭)、2011年。[3]
  • ヤクザ映画が全盛期で、よう見てましたよ。ずっと憧れだけはありましたが、実際に自分がなってみるとカタギだったころに抱いていたイメージと現実とのギャップに驚かされました。ホンマに厳しい世界です。” ― 隈村州男(二代目東組・二代目清勇会若頭補佐)、2011年。[4]
  • 歳を重ねるとやっぱり人生観や価値観は変わってきますからね。自分は子供のときのまんまなもんで、生き残れたのかなとも思います。” ― 山澤正敬(二代目東組本家付・三代目森田組本部長)、2011年、森田組加入時の同期が自分以外は誰も残っていないことについて。[5]
  • やり残したことがある、なんてカッコいいことではありません。カタギよりヤクザの世界の方が面白かったから戻ったんです。でも振り返れば、やっぱりヤクザが好きやったんかなとも思います。” ― 大野大介(二代目東組本家付・二代目清勇会若頭)、2011年、一度は“カタギ”へ戻るも再び暴力団界へ舞い戻った自身の経歴について。[3]

暴排条例に関して[編集]

  • 会社に一歩でも入ったらアカンくらいやからね。向こうに言われる前にわれわれで気付かんといかんでしょう。もしカタギさんから言われるようなことがあれば、そのときは『気付くのが遅くてスンマセン』と謝るくらいの気持ちで対処していくしかありません。” ― 大野大介(二代目東組本家付・二代目清勇会若頭)、2011年。[2]
  • いまのところは差し当たって何もありませんが、これからどうなるかは分かりませんね。とにかくカタギさんに迷惑が掛からんようにせんといかんので神経は使いますね。” ― 隈村州男(二代目東組・二代目清勇会若頭補佐)、2011年。[2]
  • ウチは大打撃です。事務所を移転しようと物件を探してもヤクザには家を貸してくれませんし、買おうにも売ってくれませんからね。先日もなんとか見つけた物件も警察からストップ掛かりました。なんでも保育園からは二百メートル離れなアカンらしいんですが測ったら百八十九メートルだったんです(笑)。参りましたわ。” ― 呉本公一(二代目東組・二代目清勇会本部長)、2011年。[2]
  • 実現するかせんか分かりませんが警察や国が目指しておるんは『結社罪』でしょう。” ― 山澤正敬(二代目東組本家付・三代目森田組本部長)、2011年。[6]
  • 結社罪は憲法に抵触するんで成立は難しいと思いますけどね。しかし、頭の悪いワシらでも法律を勉強するようになりましたからね。暴排条例にはええ機会を与えていただきましたわ。” ― 大野大介(二代目東組本家付・二代目清勇会若頭)、2011年。[6]
  • こんな曖昧な状況で施行するのは、十年いや二十年早い。同じやるなら憲法改正して「全ての暴力団組長及びその傘下組員は解散。指示に従わない場合は懲役○年」ぐらいの事をやってみろ。その方がこちらもサッパリする。” ― 土方基成(二代目東組若頭補佐総長付・司成会会長)、2012年。[7]

出典[編集]

  1. 1.0 1.1 1.2 『実話時報 2012年1月号』 : “二代目東組「精鋭座談会」 グラビア” (p.47) 2011年12月14日 竹書房
  2. 2.0 2.1 2.2 2.3 『実話時報 2012年1月号』 : “二代目東組「精鋭座談会」 グラビア” (p.48) 2011年12月14日 竹書房
  3. 3.0 3.1 『実話時報 2011年12月号』 : “二代目東組「精鋭座談会」” (p.27) 2011年11月14日 竹書房
  4. 『実話時報 2011年12月号』 : “二代目東組「精鋭座談会」” (p.28) 2011年11月14日 竹書房
  5. 『実話時報 2011年12月号』 : “二代目東組「精鋭座談会」” (p.29) 2011年11月14日 竹書房
  6. 6.0 6.1 『実話時報 2012年1月号』 : “二代目東組「精鋭座談会」 グラビア” (p.49) 2011年12月14日 竹書房
  7. 実話時代 2012年1月号 : “全国の親分衆に聞く!:二代目東組若頭補佐総長付 司成会会長 土方基成” (p.26) 2012年1月1日 メディアボーイ