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アネクドート

出典: フリー引用句集『ウィキクォート(Wikiquote)』

アネクドートとは、主に旧ソ連を中心とする東側諸国で発展した政治的風刺・ジョークである。

様々な政治的アネクドート

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  • モスクワの街頭にて。「今度『プラウダ』が懸賞つきで政治ジョークを募集するらしいぜ。」「へえ、一等賞はなんだい?」「シベリアへの長期休暇さ。」
  • 判事が頭を抱えて笑い転げながら法廷から出てきた。同僚の判事が寄ってきて一体何がそんなに可笑しいのかと尋ねた。「今世界で一番おかしなアネクドートを聞いたからね。」「へえ、どんな話なのか教えてくれよ。」同僚の判事が聞いた。「そりゃ無理だ。だって、たった今それを言った奴に10年の刑を喰らわせてきたとこだしね。」

共産主義

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  • Q.「共産主義が実現すれば電話で食べ物が注文できるようになるって本当?」A.「ああ、もちろん。そしてテレビで注文した料理を見て楽しめるようになるよ。」
  • 老いた古参のボリシェビキがもう一人に話しかけた、「ああ友よ、我々は共産主義の実現まで生きてはいまい。しかし我々の子供たちなら… ああ、なんとかわいそうな子供たちよ。」
  • 資本主義国と社会主義国のおとぎ話の違い──資本主義国では「むかしむかしある所に、…」で始まるが、社会主義国では「やがて、いつかは、…」で始まる。
  • コルホーズの議長が共産主義になれば腹一杯食事を取ることができると演説していた。すると、1人のコルホーズ員が「我々は共産主義へ向かって進んでいるのになぜ、食料が不足しているのか?」と尋ねた。するとコルホーズの議長は次のように答えた。「行軍中は食事をするものではない。」
  • Q.「共産主義社会になれば、秘密警察もなくなるのですか?」A.「ご存知のように、共産主義社会では国家はその抑圧手段とともに廃止されます。その段階では、人民はどのようにして『自己逮捕』するかを知るようになります。
  • 宇宙から帰還したガガーリンの歓迎パーティにロシア正教アレクシイ1世が列席しており、ガガーリンに尋ねた。「宇宙を飛んでいたとき、神の姿を見ただろうか?」ガガーリン「見えませんでした。」総主教「わが息子よ、神の姿が見えなかったことは自分の胸だけに収めておくように。」
    暫くしてフルシチョフがガガーリンに同じことを尋ねた。総主教との約束を思い出したガガーリンは先ほどとは違うことを答えた。「見えました。」フルシチョフ「同志よ、神の姿が見えたことは誰にもいわないように。」
  • Q.「民主主義人民民主主義の違いは?」A.「ほとんど同じである。両者は椅子と電気椅子くらいしか違わない。」
  • Q.「歯が32本で足が4本、それってなーんだ?」A.「それはワニである。」Q.「歯が4本で足が32本、それってなーんだ?」A.「それは共産党中央委員会(ツェーカ)である。」
  • Q.「資本主義を説明せよ。」 A.「それは、ある人が他の人によって搾取されることである。」Q.「それでは、社会主義ではどうか?」A.「資本主義とは反対に、ある人が他の人を搾取する。」
  • Q.「『人間中心の社会主義』とはどのようなものか?」A.「人間を、どの方向からでも搾取することができる仕組みだ。」
  • 「社会主義における幹部養成政策ってキノコ栽培の要領でやられてるよね。」「?」「頭角を現した者は直ぐに首を切られちゃうんだし。」
  • あるソ連邦の船が人食い海賊団に捕らわれ、船員たちが食べられてしまうことになった。船長「人食いの同志たち、これまでに集団化をやったことはあるか?」海賊「いいや。」船長「では個人崇拝は?」海賊「ないね。」船長「レーニン記念日のお祝いは?」海賊「知らんな。」船長「どれも経験したことが無いのに、君たちが何故こんなに野蛮なのかが分からない…。」
  • Q.「マルクスとムルクス(Murks、ドイツ語で「やっつけ仕事」を意味する)の違いは何か?」A.「マルクスは理論(に過ぎないが)、ムルクスは(少なくとも)実践だ。」
  • もしサハラ砂漠に共産主義が導入されたら 10年後、何も起こらない。20年後、何も起こらない。30年後、砂を外国から輸入するようになる。

共産党のスローガン

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  • イリイチ(レーニン)は死んだ。しかし彼の事業は生きている。』「逆の方が良かった。」
  • 『イリイチは死んだ。しかし彼の事業は生きている。』「偶然だよね、『イリイチ(ブレジネフ)は死んだが、彼の体は生きている』。」
  • 『共産主義とは、ソビエトの権力+全国土の電化である。』「つまり、全国土の電化の無い共産主義がソビエトの権力ってことで、共産主義からソビエトの権力が無くならないと全国土の電化が実現されないことになるよね。」
  • 『勝利(победа)から勝利へと導く!』(ソ連国歌)、頭の一語取ったら『災難(беда)から災難へと導く!』
  • 「お前の職業は?」「著述業です。」「ふん、労働者じゃないな。ではお前の両親は?」「弁護士、ラビです。」「なんだ、ブルジョアか。お前の妻は?」「貴族の娘です。」「ああ、ダメだダメだ!お前は社会主義国には相応しくない!あ、一応名前だけでも聞いておこうか」「カール・マルクス。」
  • Q.「ソ連にもアメリカのような言論の自由があるって本当ですか?」A.「ええ、原則としてその通りです。ホワイトハウスの前で『くたばれ、レーガン!』って叫んでも罰せられないのと全く同じように、赤の広場の前で『くたばれ、レーガン!』って叫んでも罰せられません。」
  • Q.「科学者のアンバルツミアンが公営宝くじでヴォルガ車を当てたって本当?」A.「ええ、そうです。ただ、彼は科学者ではなくて警備員です。それに、名前はアンバルツミアンではなくてラビノヴィッチですね。あと、車ではなくて100ルーブルでした。それから、宝くじではなくてカードゲームでしたが。ただし、勝ったのではなくて負けました。しかし、その他の点ではあなたの言うとおりです。」
  • アブラモヴィッチは5年の刑を宣告され、10年間服役し、幸運にも刑期を残して釈放された。
  • アルメニア・ラジオに聞いた聴取者からの質問「我々の労働キャンプの環境はすばらしいって本当?」A.「本当です。5年前に同じことを聞いたリスナーがいましたが、それを調べるためにキャンプに送られました。まだ戻ってきていませんが、そこがとても気に入ったからだそうです。」
  • とある強制収容所の大部屋に3人の男が収監されていた。その中の1人が別の1人に尋ねた。「なんでお前さんはここにブチ込まれたんだ?」「共産党の幹部だっていうポポフを批判したら、このざまさ。」「へぇ、そうなのかい」尋ねた当人が言った。「こちとらポポフを支持したってんで、ここに送り込まれたんだがね。」2人の会話を耳にして、また別の1人が言った「そのお前さんたちが言うポポフとやらはだな・・・」「「ん?」」「私のことなんだけどね。」
  • 記者「同志ブレジネフ、あなたがアネクドートを蒐集しているというのは本当ですか?」ブレジネフ「その通りだが。」記者「今までに、どのくらい集まったのですか?」ブレジネフ「うむ、強制収容所が3か所半分くらい一杯になる分かな。」
  • Q.「強制収容所での暮らしはつらいものだそうだが、それは本当か?」A.「最初の10年間は、確かにそうだ。」
  • 政治犯刑務所で、三人の受刑者がなぜここに来たのかを話し合っていた。「俺はいつも定刻の5分前に仕事へ行くので、スパイ容疑さ。」「俺はいつも5分遅刻するので、サボタージュ容疑さ。」「俺はいつも時間通りなので、西側製の時計を持っていると疑われたのさ。」
  • 受刑者「お前さん、刑期は何年だい?」新入り「15年だよ。」受刑者「それで、何の罪で?」新入り「それが何もしていないんだ。無実の罪なんだよ。」受刑者「おい、そんなことはないだろう…無実の罪の相場は10年だぜ。」
  • Q.「白海・バルト海運河はどのような人々によって築かれたか?」A.「左岸はアネクドートをしゃべった連中、右岸はそれを聞いた連中によって」

最高指導者

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  • 最高指導者たちの乗っている鉄道の列車が突然、急ブレーキを掛けて止まってしまった。前を見てみるとなんと線路が無くなっている!そこで彼らのすることは?
    • レーニンスボートニク(休日返上の勤労奉仕日)を宣言、労働者と農民に参加を呼び掛ける。
    • スターリン:列車を動かさなかった罪で運転手を、線路を先へ敷かなかったのをサボタージュとして鉄道工事に関わった労働者を粛清する。
    • フルシチョフ:列車の後ろの線路を撤去して、前の線路を作るのに使うよう命令する。
    • ブレジネフ:カーテンを閉めて、列車が動いていると思える様にレコードを聴く。
    • ゴルバチョフ:「線路がない! 線路がないよ!」と叫んで列車を揺らす。
    • エリツィン:列車自体を破壊してしまう。
  • ある日薄汚れた身なりの男が文具店を訪れレーニンとスターリンの肖像画を10枚ずつ買っていった。一週間後同じ男が幾らかこざっぱりした身なりで訪れ今度は100枚ずつ買っていった。更に一週間後にはスーツを着こなした同じ男が今度は1000枚ずつ買っていった。そのまた一週間後外車で乗りつけ10000枚ずつ発注した男に店の主人がとうとう尋ねた。「この一ヶ月で肖像画を一体何に使ったんです?」男曰く「射的屋を開業したのさ。」

レーニン

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  • 内戦の飢饉のころ、農民の代表が請願書を届けようとスモリヌイにやってきた。農民のひとりが訴えた、「我々はもはやのように草さえ口にしています。」
    レーニンは励ますように言った。「大丈夫、何も心配することはない!我々もここで蜂蜜入りの紅茶を飲んでいるが、別にのようにブンブン音を立ててはいないだろう。」
  • Q.「レーニンは政治家だろうか、学者だろうか?」A.「政治家だね。学者なら、人間でやる前に実験しただろうから。」

スターリン

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  • 「同志スターリン!この男はあなたにそっくりであります!」「射殺せよ!」「おそらく、ひげを剃ってしまえばいいのではないでしょうか?」「素晴らしい!ひげを剃らせておいて、それから射殺しよう!」
  • スターリンは党大会で報告を読み上げていた。そのとき誰かがくしゃみをした。「誰だ、くしゃみをしたのは?」(沈黙)「第一列!立て!射殺せよ!」(拍手)「誰だ、くしゃみをしたのは?」(沈黙)「第二列!立て!射殺せよ!」(長い長い拍手)「誰だ、くしゃみをしたのは?」(沈黙)…そして背後から落胆しきったすすり泣く声がした「わたしです。」スターリンは身を乗り出して言った、「お大事に、同志!」
  • スターリンが船遊びをしていて、川に落ちて溺れた。そこをたまたま通りかかった農民が助けた。スターリンは助けてくれた御礼として農民に褒美をやることにした。スターリン「何かして欲しい事はあるか?」、農民「へい、私が閣下を助けたことを内緒にしてくださいまし。」
  • アメリカ人がこう自慢した。「我がフーヴァー大統領は、飲酒をやめるよう人々に教えたんだ」ロシア人「それがなんだい。我がスターリン同志は、食事をやめるよう人々に教えたんだ。」
  • スターリンが労働者たちの暮らし振りを確かめようと、クレムリンからお忍びで外出した。町を歩いていた彼はある映画館に入ってみた。映画の本編が終わると、ソ連邦国歌が流され、銀幕にはスターリンの肖像がでかでかと映し出された。観客たちは全員立ち上がって国歌を歌ったが、ご満悦のスターリンだけが座ったままでいた。すると、彼の後ろに座っていた男が身をかがめて、スターリンの耳元でささやいた。「なあ同志、俺たちもあんたみたいに座っていたいのはやまやまなんだ。でも、あんたも立ちあがった方が面倒なことにならなくて済むんだぜ。」
  • スターリンが党員たちの忠誠心を試そうと思い立った。彼はロシア人、ウクライナ人、そしてユダヤ人を呼び出すと、10階の窓から飛び降りるように命じた。
    ロシア人は窓の外に目をやると哀願した。「同志スターリン、お許しを、私には家族と子供が…」
    スターリン「もういい、逮捕しろ!」
    ウクライナ人は窓の外に目をやると膝をついて懇願した。「同志スターリン、どうかお慈悲を、家族を養えるのは私だけ…」
    スターリン「もういい、逮捕しろ!」
    ユダヤ人は上着とズボンを脱ぎ、腕時計を外して、これらをスターリンに託した。「同志スターリン、私の妻に形見をお渡しください」そして窓から身を投げた。
    しかし窓の下にはあらかじめ網が仕掛けられていて、命拾いしたユダヤ人は再びスターリンのもとへ連れて来られた。
    スターリン「同志ラビノヴィッチ、君はすばらしい党員であることを証明してくれた。これは表彰に値するし、君は栄転もするであろう。しかし、あの勇気がどこから出たものか、ぜひ教えてくれないかね。」
    ユダヤ人「同志スターリン、正直な所、今の暮らしを続けるより、いっそ死んだ方がましだと思ったんです。」

フルシチョフ

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  • スターリン批判を行ったフルシチョフが、演説の最後に「何か質問はないか?」と言うと、後ろの方からおずおずと声がした。「では、お尋ねしますが、その時あなたは何をしていたのでしょうか?」フルシチョフは真っ赤になってテーブルを叩いた。「誰だ、今の発言は?」会場はシーンとなり、誰も名乗り出なかった。フルシチョフはさらに大声を張り上げて怒鳴った。「質問したのは誰だ!」しばらくの沈黙の後、フルシチョフは一同をジロリと眺め回して言った。「そう、君たちと同様こんなふうに沈黙していたのだよ。」
  • 「ソ連で最も偉大なマジシャンは誰だろう?」「フルシチョフさ、彼は中央アジアのカザフに種をまいて、カナダのサスカチュワンで収穫したのだもの。」
    フルシチョフが農業政策の失敗によって、北米から小麦を輸入せざるを得なくなったことを指している。
  • フルシチョフとケネディが世間話をしていた。フルシチョフ「我が国での今年のムギは、まるで電柱のように育っているんだ」ケネディ「何だって、そんなに背が高く伸びているのかね」フルシチョフ「いや、生えているムギ同士の間隔が、電信柱並みなんだ。」
  • フルシチョフが養豚場を訪問した際のプラウダ紙の記事より「写真:とフルシチョフ(右から2番目)」
  • フルシチョフがコルホーズを訪問した。同志フルシチョフは、いつものように陽気な冗談交じりで話しかけた。「どうだい、君んとこは?」コルホーズの農民たちも、陽気な冗談で答えた。「大変上手くいってますよ!」
  • 孫「おばあちゃん、レーニンはいい人だったの?」祖母「もちろん、いい人だったのよ」孫「スターリンは悪い人だったの?」祖母「もちろん、悪い人だったのよ」孫「じゃあ、フルシチョフはどんな人なの?」祖母「それはねえ、フルシチョフが亡くなってから分かるわ」

ブレジネフ

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  • 1980年のモスクワオリンピックでブレジネフが演説を始めた。“O!”(拍手)“O!”(大きな拍手)“O!”(さらに大きな拍手)“O!”(立ち上がって拍手喝采)“O!!!”(総立ちの鳴り止まない拍手喝采)。側近が演壇に駆け寄ってささやいた。「レオニード・イリイチ、それはオリンピックの旗です。読む必要はありません。」
  • 「レオニード・イリイチ…!」「おいおい、お互い同志の間柄でそんなにかしこまらなくてもよい。単に『イリイチ』と呼んでくれ。」
  • 「レオニード・イリイチは手術中です。」「また心臓か?」「いえ、胸郭を拡大する手術です。もうひとつ金星勲章がつけられるように」。
  • 政府が当該の委員会に尋ねた。「先ほどの地震の震源地はどこか?」「洋服掛けの下です。ブレジネフのパレード用の軍服が落ちたのです。」
  • ブレジネフは母親に自分が偉くなったところを見せて喜んでもらおうと、母親をモスクワへ呼んだ。豪華な執務室・幹部用住宅・幹部用別荘などを連れ回すうちにだんだん母親の顔が暗くなっていくのでわけを聞いたブレジネフに母親曰く、「お前が偉くなってくれたのは確かに嬉しいよ。でもレオニードや、赤軍が攻めてきたらどうするんだい?」
  • ブレジネフが誘拐されて誘拐犯から電話があった。「100万ドル払え。さもないとブレジネフを生かして帰すぞ。」
  • ブレジネフはスピーチ・ライターに怒鳴った「私は15分の原稿を依頼したのだぞ!なぜこれを読むのに1時間もかかってしまったのだ?」
    ライターは答えた「いえ、同志ブレジネフ、原稿は確かに15分のものでした。ただ同志がコピーを4つ読まれたのです。」
  • ブレジネフは空港にサッチャー首相を出迎え、原稿を読み始めた。「親愛にして深く尊敬すべきインディラ・ガンディー殿!」
    補佐官が耳打ちした、「レオニード・イリイチ、マーガレット・サッチャーです。」が、再び書記長はメガネを直しながらもぐもぐ読み始めた。「親愛にして深く尊敬すべきインディラ・ガンディー殿!」
    補佐官は真っ青になりもう一度ブレジネフに直させようとしたところ、ブレジネフに耳打ちされた。「サッチャーだということは解っている。だが、ここにはこう書いてあるんだ!?」ブレジネフが指差した演説草稿にはこう記されていた。『親愛にして深く尊敬すべきインディラ・ガンディー殿!』
  • ある会議に現れたブレジネフが、左右の足に異なる靴を履いていた。片方の靴は明るい色で、もう片方が暗い色だった。これに気付いた人々は、いったん家に戻って、靴を履き換えて来るよう、ブレジネフに勧めた。するとブレジネフはこう答えた。
    「家には同じ靴があるだけだよ。今履いているのと同じ、片方が明るく、片方が暗いやつがね。」
  • ブレジネフがソ連邦の宇宙飛行士たちを呼び集めた。ブレジネフ「同志諸君、アメリカ人たちが月面に着陸したぞ。そこで協議の結果、諸君には太陽へ行ってもらうことになった。」宇宙飛行士「しかしレオニード・イリイチ、それでは我々は焼け死んでしまいます。」ブレジネフ「うむ、しかし心配は無用だ。ロケットの打ち上げは日没後に行うものとする。」
  • 赤の広場で酔っ払いが「ブレジネフはバカだ!」と叫んでいた。直ぐ様KGBが駆けつけ酔っ払いを逮捕、彼は裁判にかけられ懲役22年の判決が下った。「国家侮辱罪で22年って、凄ぇ重くないんじゃねすかね?」「いや、国家侮辱罪に因るのは2年だけだ。」「残りの20年は?」裁判官が酔っ払いの許へ行き小声で耳打ちした。「国家機密漏洩罪だ。」
  • 電話が鳴ったのでブレジネフが受話器を上げた、「もしもし、親愛なるレオニード・イリイチだ…。」
  • ブレジネフとコスイギン首相の間で、海外に出国する国民が増えている問題が話題になった。「このままだとソ連に残る者は、我々2人だけになってしまいかねんぞ。」とブレジネフは述べた。コスイギンは答えた。「2人とは、閣下と誰のことを指すのでしょうか?」
  • ある朝ブレジネフが目を覚ますと、東の空に昇ったばかりの太陽が「これはこれは、親愛なるレオニード・イリイチ、おはようございます」と恭しく挨拶した。驚いたブレジネフは側近や幹部に話したがさすがに信じる者は少なかった。そこでブレジネフは日没の際にまた挨拶するだろうと考え全員を呼び集めておいたが、太陽は知らん顔で沈もうとしていた。「おい、朝のあの恭しさはどうしたんだ!?」と怒鳴るブレジネフに太陽はやっと答えた。「貴様なんぞクソでも食らえだ、俺様は今『西側』にいるんだぞ!」
  • ブラント西独首相が神に尋ねた。「神よ、西ドイツ経済はいつ良くなりますか。」神は答えた。「あなたの任期中に良くなる。」ニクソン米大統領が神に尋ねた。「神よ、アメリカ経済はいつ良くなりますか。」神は答えた。「あなたの任期中には無理だ。」ブレジネフソ連書記長が神に尋ねた。「神よ、ソ連経済はいつ良くなりますか。」神は答えた。「私の任期中には無理だ。」
  • アインシュタインが死んで天国の門に行った。門番が言った。「まず、あなたの本人確認をします、あなたがアインシュタインであることを証明して下さい。」アインシュタインは相対性理論の数式を書いた。「アインシュタインさんですね、次に行って下さい。」
    ピカソが死んで天国の門へ行った。「あなたがピカソであることを証明して下さい。」ピカソは絵を描いた。「ピカソさんですね、次に行って下さい。」
    ブレジネフが死んで天国の門へ行った。門番「あなたがブレジネフであることを証明して下さい。」ブレジネフはわけのわからないことを言った。門番「それではあなたが誰だかわかりません、先ほど通ったアインシュタインもピカソも自分を証明しましたよ」ブレジネフが言った「アインシュタイン、ピカソとは誰ですか?」門番「あなたはブレジネフさんですね。」
  • ブレジネフが悪夢にうなされて目を覚ました。側近が驚いて駈け寄り、いったいどんな夢を見たのかと訊ねた。「世界中が共産主義国家になった夢だ。」「それは素晴らしい!!」「バカ言え。そんなことになったら、我が国はどこから穀物を買うのだ。」

アンドロポフ/チェルネンコ

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  • 「権力の継承における専制君主制社会主義の違いは何か?」「ツァーリズムでは権力は父から息子に継承されるが、社会主義では爺ぃから爺ぃに継承される。」
  • 新任のアンドロポフのもとへ、あの世のブレジネフから手紙が届いた。「こちら地獄での暮らしは悪くないのだが、君がこちらに来るときにはわしにフォークとスプーンを持ってきてくれたまえ。ヒトラーが食事当番になると、あいつはわしにいつも意地悪をして、鎌と槌でメシを食わねばならないのだ。」
  • 死んだアンドロポフが、あの世でブレジネフに会った。「やあ、アンドロポフ君、しばらく。ところで、わしが机の上に忘れたメガネを持ってきてくれたかね?」「すみません、忘れました。でも、もうすぐチェルネンコが持ってきてくれますよ。」

ゴルバチョフ

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  • ペレストロイカは1986年4月に始まり、2007年4月に終了した。これこそ、ロシアが打ち立てた前人未到の世界記録であった。なにしろ、エイプリルフールが21年間にわたって、1700万平方キロメートルの国土で繰り広げられたのだから。
  • (ゴルバチョフ政権当時のモスクワの肉屋の前にて)ある男が肉を買いに商店へ出かけたが、どこも大変な行列。業を煮やした男は、「ゴルバチョフが悪いんだ、奴を殺してやる!」と言って 斧を持ってクレムリンに向かった。するとそこには、既に斧を持った人々の長い行列が出来ていた
  • (ゴルバチョフ政権当時のモスクワの酒屋の前にて)「一体どうしてあの男はウォッカの販売を禁止したんだ!ゴルバチョフを殴ってくる!」と酒屋に並ぶ行列から一人の男がゴルバチョフの所へ向かった。しかし暫くしてその男は戻ってきた。別の男が「一体どうしたんだ?」と聞くと「この店の行列よりゴルバチョフを殴ろうとする奴の行列が長かった」と言った。
  • 新連邦条約の賛否を巡る国民投票の出口調査員と)「賛成・反対が33%で拮抗してますね」「残り34%は?」「どうやら食料の配給と勘違いしていたそうです・・・」

エリツィン

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  • ある日、ソビエト人民代議員大会開会中の議場に機関銃を持った男が乱入し、「ボリス・エリツィンはどいつだ!?」と怒鳴った。人民代議員たちが蒼白になり一斉にエリツィンを指差すと、確認した男は安全装置を外しながら叫んだ。「よし、エリツィン、伏せてろ!!」
  • クリントン大統領がロシアを訪問した時、エリツィン大統領がロシア最新鋭の電話システムを披露した。それは地獄と直通で通話できるシステムで、クリントンは地獄の鬼と会話した。通話料金は1ルーブルであった。アメリカに戻ったクリントンは直ちに地獄との通話システムを開発させたがその通話料金には100ドルもかかった。クリントンは「どうしてこんなに高いのか?モスクワでは1ルーブルなのに。」部下は答えた「はい大統領、モスクワから地獄まで接続は市内料金なので。」
  • エリツィンの倅が父親に尋ねた。「親父、お酒に酔うってどんな感じなんだ?」エリツィン「簡単な例で言うとだな、そこのテーブルにある二つのグラスが四つに見えるような状態ってところだ。」倅「親父…テーブルにはグラスは一つしかないんだが…」
  • 赤の広場で酔っ払いが「エリツィンのクソッタレ!」と叫んだところ、クレムリンからも怒り狂った酔っ払いが出てきた。「今時、国家侮辱罪か国家機密漏洩罪で引っくくるのかい?」と酔っ払いがその相手に言うと、一発ぶん殴られることに。殴られて酔いが醒めた酔っ払いは、その相手が当のエリツィンだったことに初めて気がつき、慌ててその場を去った。

プーチン

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  • 「もう聞いたかい? プーチンはインフレを止める(zaderzhivat)ように政府に指示したそうだよ。」「それは不正確だ。彼はインフレを拘禁(zaderzhivat)の上で投獄するよう指示したんだから。」
  • プーチンの夢枕にスターリンの幽霊が立った。そこでプーチンは、国政をうまく進めるための秘訣を聞いてみた。スターリン「まず民主主義者どもを全員捕まえ、撃ち殺してしまえ。その次に、クレムリンの内側を青く塗りたまえ。」プーチン「クレムリンの内側を青く塗るのは一体どうしてでしょうか。」スターリン「ふむ、思った通りだ、一つ目の項目については質問が出なかったな。」
  • 大統領選挙前、チュコト半島チュクチ人のもとへモスクワから無償で人道援助物資が届けられた。中身は、テレビ、ラジオ、新聞、雑誌、肉の缶詰だった。チュクチ人はラジオをつけた。プーチンが話していた。テレビをつけた。プーチンが出演していた。新聞を開いた。ページごとにプーチンの顔写真があった。雑誌を開いても――同じだった。チュクチ人は震え上がった。缶詰を開けるのが恐ろしかったのだ。
  • セルゲイ、なぜヘルソンから撤退するんだ?」「ヴォロージャ、君が命じたんじゃないか。ファシストとナチスからウクライナを解放せよと……」

秘密警察

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  • チェーカー長官ジェルジンスキーは大の子供好きであった。彼の母親はこう証言する。「若い頃のフェリックスは本当に子供が好きで、すぐに射殺したりしませんでしたわ。」
  • レーニンが妻クループスカヤの出で立ちを見とがめた。レーニン「ナデンカ、その汚れて破れたスカートは何だね」ナデジダ「だって着る服が無いのですもの」レーニン「そんなことはないだろう。タンスの中を見てみるぞ。ほら、青いシャツに、茶色のコンビネーション、革のジャケットに … やあ、同志ジェルジンスキー… それにちゃんとしたスカートがあったぞ。」
  • スターリンがベリヤを呼び付けていった。「ワシの腕時計が見つからん。誰かが盗んだに違いない。すぐに犯人を捜し出せ。」「分かりました、同志スターリン。」その後、腕時計がスターリンの机の中から出てきたので、再度ベリヤを呼んだ。「もういいベリヤ、腕時計は見つかった」「遅過ぎます同志。既に20人容疑者を逮捕しましたが、全員が犯行を自白しています。今銃殺刑に処する準備をしておりまして・・・」
  • 聡明なソ連人の5つの戒め
    1. 考えるなかれ。
    2. 考えたなら、喋るなかれ。
    3. 考えて喋ったなら、メモするなかれ。
    4. 考えて喋ってメモしたなら、サインするなかれ。
    5. 考えて喋ってメモしてサインしたなら、驚くなかれ。
  • 秘密警察がその暗い陰をおとしていた頃の話。深夜、アパートのドアを激しく叩く音が響いた。住人は息を潜め、誰も出ようとしなかった。しかしドアは叩かれ続けた。ついにそのうちの一人が諦めてドアを開けた。次の瞬間、彼は喜色満面に振り返って大声で叫んだ。「みんな喜べ、隣の建物が火事だとよ。」
  • KGBの職員2人が世間話をしていた。
    一人目の職員「なあ、正直今の政権についてどう思う?」
    二人目の職員「まあ率直に言えば君と同じ感想だ。」
    一人目の職員「そうか。悪いが同志、君を逮捕する。」
  • KGBの職員が通り過がりの通行人に話しかけた。KGB職員「あなたの政治的な立場はどんなものですか?」通行人「はあ、私が考えるに…」KGB職員「それで結構、あなたを逮捕します」
  • 「ソ連では言論の自由が保障されている。」「アメリカでは言論の後の自由も保障されている。」
  • Q.「ソ連邦で一番高い建物は何か?」A.「それはルビャンカだ。ここの地下室からは、シベリアを見ることができる」
  • ホテルの相部屋に4人の初対面の男たちが泊まった。3人はすぐに打ち解け、ウォッカのボトルを空けて酔っ払い、騒がしく歌ったり政治的な笑い話を言い合ったりしていた。4人目は何とか必死で寝ようとしていたが、とうとう頭にきてこっそりと部屋を抜け出した。男は階下で案内係に「67号室にお茶を10分後に届けてくれ」と頼むと、部屋に戻ってパーティーに加わった。5分後、前かがみになって何食わぬ顔で彼は灰皿に向かって話しかけた「同志少佐、67号室にお茶をお願いします。」しばらくすると件の案内係がお茶を持って入ってきた。部屋はしんとして、パーティーはお開きになった。こうして男はゆっくり眠ることができた。翌日、目覚めてみると部屋には自分ひとりしかいなかった。驚いて再び案内係に尋ねた「他の人たちはどこに行ったのかね?」「ああ、KGBに逮捕されました。」「し、しかし、私はどうして…?」恐怖におののいて男は尋ねた。「ええ、彼らはあなたはそのままにしておくと決めたそうです。同志少佐がお茶のアネクドートでとても笑わせてもらったからって。」
    商業施設の灰皿や電話の受話器には必ずと言っていいほど盗聴器が仕掛けられていることを示している。
  • ソ連のKGBとフランスのGIGNとアメリカのCIAは誰が一番犯人を捕まえるのがうまいか証明しようとしていた。国連の事務総長は彼らをテストすることにした。彼は森に1匹のウサギを放つと、それを捕まえてくるよう各々に指示した。
    CIAは、動物の情報提供者を森じゅうに配置した。さらに、植物や鉱物の目撃者に尋ねて回った。そうして3ヶ月に渡る徹底的な調査が終了した後、彼らはウサギは存在しないという結論を下した。
    GIGNは2週間捜索し、成果が得られないとみると森に火をつけウサギもろともみんな殺してしまった。彼らは謝りもせず、ウサギに責任があると言った。
    KGBは2時間ほど森に入っていたかと思うと、ひどく痛めつけられたクマを連れてきた。クマはうめいていた、「へぇへぇ、俺がウサギでございやす、ウサギで。」
  • アメリカのCIAとソ連のKGB、それに東ドイツのシュタージが、洞窟の奥に横たわる骸骨がどのくらい古いものかを当てることになった。
    最初にCIA職員が洞窟へ入り、5時間後に出てきて審判に報告した。CIA職員「この骸骨は84万年前のものです」審判「かなり正確な答えだが、どうして分かったのか?」CIA職員「化学的な手法を用いました、詳細は企業秘密でして。」
    次にKGB職員が洞窟へ入り、10時間後に出てきた。KGB職員「こいつは84万5000年前のものです」審判「さらに正確な答えだが、どうして分かったのか?」KGB職員「同志スターリンは生物学にも秀でておりますが、詳細は企業秘密でして。」
    最後にシュタージの職員が洞窟に入ったが、いつまで経っても出てこない。やっと25時間後に戻ってきた彼の髪は乱れ、服は穴だらけ、汗が垂れる体は傷だらけになっていた。シュタージ職員「あいつは84万5792年前のものです」この答えに審判は開いた口がふさがらなかった。審判「寸分の違いもない正解だ。いったいどうして分かったのか?」シュタージ職員「本人が自白しました。」

日常生活

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  • Q.「ソ連邦では、楽観主義者の口癖はなにか?」A.「『これ以上悪くはならないだろう!』」
  • 「新聞とテレビじゃどっちが便利だろう?」「そりゃ、もちろん新聞さ。テレビじゃセリョートカ(ウォッカの肴として定番の塩漬けのニシン)をくるめないだろ。」
  • 男が彼の新しいアパートを友人たちに案内していた。友人のひとりが尋ねた、「なぜ時計がひとつもないんだい?」男は答えた、「そんなことないよ、ひとつしゃべる時計があるんだぜ。」「え、どこに?」男は金づちを取り上げるとそれで壁を叩いた。すると壁の反対側から怒鳴る声がした、「午前2時だよ!こんな時間にを打つなんてどういうつもりだい、ろくでなしめ!」
  • Q.「クレムリンにはびこるネズミどもをどうやって駆除したらよいか?」 A.「『コルホーズ』と書かれた看板を掲示すればよい。そうすればネズミの半数は飢え死にし、残りの半数は逃げ出す。」
  • ソ連空軍の戦闘機で翼が根元から折れる事故が続出し、空軍の幹部と製造を担当する技術者との間で対策が話し合われた。
    出席者の一人が言った。「翼の根元にミシン目を入れてみてはいかがでしょうか?」「なぜそんなことをするのかね?」「えぇ、我が国には切れる様なミシン目を製造できる技術はありませんから。」
    ソ連製のトイレットペーパーの品質が悪く、ミシン目の部分で奇麗に切れないことを皮肉ったジョーク。
  • Q.「ラーダの取扱説明書の、最後の6ページには何が書いてあるか?」 A.「それは電車とバスの時刻表だ。」
    ラーダがいつ故障するか分からない代物だというジョーク。
  • アメリカ人がレニングラードからキエフへ向かう列車に乗った。彼が車内で携帯ラジオを取り出して、ラジオ放送を聴いていると、近くの乗客が声を掛けてきた。乗客「我がソ連邦では、そいつよりももっと性能のいい物を作れるんですよ」アメリカ人「おや、そうなんですか!」乗客「もちろんです! で、そいつは一体何ですか?」
  • 「お父さん、車の鍵を持たせて。」「いいよ、でも無くすんじゃないぞ。あとたった7年で車が来るんだからな。」
  • 男が冷蔵庫を買いに行き、配達時期について尋ねた。「そうですね、10年後の金曜日に。」「ああ、その日はだめだ。配管工が修理に来ることになっている。」
  • Q.「頭がいっぱい、手がいっぱい、足がいっぱい、だけど肉はない。これなーんだ?」A.「肉屋に並ぶ行列」
  • Q.「ニワトリと卵の、どちらが先にあったか?」A.「共産化の前には、両方ともあった。」
  • Q.「ロシアの人々が、ロウソクを使うようになる前には、何を使って家の灯りをともしていたか?」 A.「それは電気だ。」
  • 活動家「同志、もし家を二軒持っていたら、そのうち一軒を党に捧げるか?」労働者「ダー!」活動家「自動車を二台持っていたら、一台を党に捧げるか?」労働者「ダー!」活動家「シャツを二枚持っていたら、一枚を党に捧げるか?」労働者「ニェット!」活動家「それはどういうことかね? シャツだけは党に捧げないというのは?」労働者「だって、俺が持っているのは、実際のところシャツ二枚だけなんだ」
  • アメリカから来たジャーナリストが、モスクワにあるガガーリンの住居を訪れた。呼び鈴に応えて扉を開けたのは、まだ小さな息子だった。ジャーナリスト「やあこんにちは、お父さんとお話ししたいんだが、家にいるかい?」ガガーリンの息子「お父さんは出かけているんだ。今朝宇宙ロケットで打ち上げられて、地球を八周してから戻って来るんで、帰りは夕方の4時58分になるんだ」
    ジャーナリスト「じゃあ、せめてお母さんとお話しできないかな?」ガガーリンの息子「お母さんも留守だよ。今朝6時にミルクを買いに行ったんだ。帰りがいつになるのかは分からないや。」
  • Q.「大事故と悲劇の違いは?」A.「もし君が誤って山羊を川に落として溺れ死にさせたら、大事故じゃなくて悲劇だ。もし閣僚たちの乗った飛行機が墜落して一人も生き残らなかったら、大事故だが悲劇じゃない。」
  • ある保育園で外国人の客を迎えることになり、保母たちは子供たちに「ソ連のものは世界一です!」と答えるように指導した。当日「おもちゃはどう?」「食べ物はおいしい?」などと聞く客に、言われた通り「ソ連のものは世界一です!」と答える子供たち。しかしそのうち、一人の子供が泣き出した。訪問者の一人が訳を聞いてみると、大泣きしながらその子は言った「『ソ連』に行きたいよう!」。
  • 資本主義者と社会主義者と共産主義者が会うことになった。社会主義者が遅れてやってきて、「すまんすまん、ソーセージを買うのに行列に並んでいたんでね」と謝った。資本主義者は言った「行列って何?」共産主義者は言った「ソーセージって何?」
  • あるポーランドの男がソ連に行き、再び故郷へ戻ってきて税関審査を受けた。彼は真新しい腕時計をはめ、大きくて重いスーツケースを2個持っていた。男「この時計はソ連の最新型なんですよ。資本主義諸国の製品とは比べ物にならないくらい性能が良いんです。時間、脈拍、月齢を表示できて、ワルシャワ、モスクワ、ニューヨークの天気が分かり、その他にも色んな機能が満載なんです」税関職員「本当だ、これは素晴らしい時計だ! …しかし、その大きなスーツケースは一体どうしたんですか?」男「ああ、この時計用の予備電池が詰め込んであります」
  • Q.「ポンドルーブル、そしてドルの為替レートは、正確にはいくらか?」A.「1ポンドのルーブルは、1ドルに等しい。」

国際関係

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  • ルーマニアの小学校で、「わが国とソ連の関係を人間関係に喩えると何か?」と教師が児童に質問した。児童は、「兄弟」と答えた。「親友と言ったほうがいいのじゃないかな?」と教師が述べた。「うぅん、兄弟」と児童は答えた。「どうして兄弟って言うの?」と教師は質問した。児童は答えた。「親友は選べるもん。」
  • ワルシャワ条約機構の会議で、ハンガリー代表が「「海軍省」を創りたい。」と申し出た。ソ連代表が「海の無い国が、海軍省を創ってどうするんだ?」と尋ねると、ハンガリー代表は不思議そうな表情で尋ねた。「じゃあ、何でソ連には、「文化省」があるんですか?」
  • ソ連軍は合理化のため、アメリカ軍西ドイツ軍、日本軍(自衛隊)の軍事顧問を招聘した。軍事顧問をある基地に招いて「この基地を守るには、最低何人の兵士で済むだろうか?」アメリカ軍の顧問「500人で十分だろう。」西ドイツ軍の顧問「いや、相互に裏切りが無いか監視するため、倍の1000人必要だ。」日本軍の顧問「2人いれば十分だ。降伏の白旗を振る兵士1人。基地降伏の責任を取って自決する司令官が1人。」
  • Q.「国際社会主義経済の四本柱とは何か?」A.「モンゴルの電子工学、ソ連農業の大増産、ポーランドの勤勉な労働力、東ドイツの統計数値。」
  • 緊張した中ソ関係を改善するために、ブレジネフが北京の毛沢東を訪問した。両者の話し合いの結果、本当に関係改善が図られることになった。会談の成果に上機嫌のブレジネフは毛沢東に、3つの願いをかなえようと申し出た。毛沢東「1万台の自動車が必要だ」ブレジネフ「いいだろう」毛沢東「10万台の自転車も要る」ブレジネフ「こちらも直ぐに手配する」毛沢東「そして10万袋のコメも」ブレジネフ「同志毛、申し訳ない。私の知る限り、残念ながら東ドイツではコメが穫れないので…」
  • ワルシャワ条約機構軍の演習が行われた際、ソ連軍と東ドイツ軍の兵士が偶然、穴に埋められていた財宝を見つけた。早速ソ連軍兵士がこう持ちかけた。「なあ、二人で『同志的』に山分けしようじゃないか。」すると東ドイツ軍兵士はこう答えた。「そりゃあ駄目だ、きちんと『二等分』で山分けしなくっちゃ。」
  • 東ベルリンにて。ぼろぼろの自転車に乗っていた労働者が、市庁舎の前で自転車を降りると、そのまま外壁に立て掛けた。すぐさま警備の将校が飛んできた。「君、頭がどうかしたのか。ここはいつソ連代表団が来るか分からないところなんだぞ!」労働者「なあに大丈夫、二重に鍵をかけたからよ。」
  • Q.「不信とは何か?」A.「東ドイツ東部国境の警備兵が、ロシアから来るパイプラインの中をのぞいて、石油が流れる方向を確認すること。」
  • Q.「アメリカ合衆国が社会主義化することは可能ですか?」A.「原則として可能です。しかし、東ドイツが養える超大国はひとつまでです。」
  • ある時、ソ連の犬とポーランドの犬、そして東ドイツの犬が出合った。ソ連の犬が自分の暮らし振りを自慢した。「俺が吠えると、ソーセージをもらえるんだぜ。」ポーランドの犬が言った「なあ、ソーセージって何だ?」東ドイツの犬が言った「なあ、『吠える』って何だ?」
  • ハンガリー人とロシア人、そして東ドイツ人が同じ列車に乗っていた。ハンガリー人がサラミを取り出したのだが、彼は端を一口かじると、残りを窓の外へ投げ捨ててしまった。驚いた他の二人が、なぜそんなことをしたのかを尋ねると、彼はこう答えた。「我がハンガリーには、こんなものはいくらでもあるから、惜しくはないのさ。」今度はロシア人がウォッカを取り出すと、一口飲んだだけで、残りを瓶ごと窓の外へ投げ捨ててしまった。「我がソ連邦には、こんなものはいくらでもあるから、惜しくはないのさ」すると東ドイツ人が、物も言わずにロシア人をつかむと、彼を窓の外へ放り投げてしまった。「我が東ドイツには、こんなものはいくらでも…」
  • 東ドイツの使節団を乗せた飛行機が、アフリカの僻地で墜落してしまった。乗客たちは現地の人食い部族に捕らえられ、酋長の前に連れて行かれた。酋長「こいつらは、この先二週間の食料になるのだ。みんな檻に閉じ込めてしまえ … ああ、この男だけは出してやるように」使節団員「なんで彼だけを特別扱いするのかね?」酋長「わしと彼は、フンボルト大学経済学部の同期なんだ」
  • Q.「戦車とは何ですか?」A.「戦車とは交通手段であり、ソ連の兵士たちが友好諸国への友好的な訪問に乗っていくものです」

東ドイツ

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  • 東ドイツの七不思議。
    1. 東ドイツには失業者がいない
    2. 失業が無いのに労働者の半分しか働いていない。
    3. 半分しか働いていないのにいつもノルマが達成される。
    4. いつもノルマが達成されるのに店にはものが無い。
    5. 店にはものが無いのに誰もが幸せで満足している。
    6. 誰もが幸せで満足しているのにいつもデモがある。
    7. いつもデモがあるのに国民の99.9パーセントが政府を再選する。
  • Q.「なぜ東ドイツの道路は穴ぼこだらけなのか?」A.「穴ぼこは輸出できないから。」
  • 1986年から、東ドイツではクリスマスのお祝いは取りやめとなった。ヨセフ国家人民軍に入営し、マリアは働きに出る。羊飼いたちは国境線で「平和の守り」に就き、そして三博士たちは西側へ脱出した。
  • Q.「カルテット(4人組)とは何か?」A.「ヨーロッパコンサートツアーから帰国した、東ドイツの交響楽団。」
    団員の多くが亡命してしまい、四人くらいしか残らないというのを皮肉ったもの。
  • ヨーロッパ各国の年金生活者は、どのように暮らしているのか?イギリスの年金生活者は、毎朝お茶を飲み、タイムズ紙を読む。フランスの年金生活者は、毎朝アペリティフを飲み、セーヌ川に沿って散歩する。東ドイツの年金生活者は、毎朝心臓の薬を飲み、仕事へ出かける。
  • Q.「幸運とはなにか?」A.「ドイツ民主共和国に暮らしていることだ」Q.「では不運とはなにか?」A.「その幸運があり余っていることだ」
  • Q.「西ドイツ建国40周年と、東ドイツ建国40周年。その差は何か?」A.「40年。」
  • 日本からの訪問団を乗せた飛行機が、シェーネフェルト空港への着陸態勢に入った。客室乗務員「皆様、お座席のシートベルトをお締めください。これ以降の喫煙はお控えください。また、お手持ちの時計を現地時間に合わせてください … 日本との時差は10年間です」
  • ウルブリヒトが毛沢東と会談した。ウルブリヒト「同志毛、お国にはあなたに敵対する人が何人いるのですか?」毛沢東「ざっと1700万人かと。」ウルブリヒト「ふむ、こちらとほぼ同じですね。」
  • コールが死んであの世へ行った。悪魔「さて、お前は生きている間、国民にいくつ嘘をついたのかね?」コール「はあ、およそ10回ほど…」そしてコールは罰として、釘打ち10回の刑に処された。
    今度はゴルバチョフがあの世へやって来た。悪魔「お前は生きている間、人民にいくつ嘘をついたのかね?」ゴルバチョフ「100回くらいかな。」そしてゴルバチョフは罰として、釘打ち100回の刑に処された。
    すると突然、隣の部屋からけたたましい騒音が聞こえてきた。驚いたコールは、一体何が起きたのかを悪魔に尋ねた。悪魔「ああ、あれはホーネッカーだよ。釘打ちではとても間に合わないので、とりあえず1週間の間ミシンにかけられることになったのさ」
  • 東西ドイツの国境で、イノシシが地雷を踏んで爆死してしまった。東ドイツの国境警備兵がやって来て、一人目の兵士「地雷がもったいないな。」二人目の兵士「イノシシは気の毒だな。」三人目の兵士「ここにいるのが俺一人でなくて残念。」
    地雷がなくなったので、誰も見ていなければ簡単に西側へ亡命できるため。
  • 教師「フリッツ君、資本主義者と共産主義者の違いは何でしょうか?」フリッツ「資本主義者はお金を愛し、共産主義者は人間を愛します。」教師「大変よろしい! では、資本主義者と共産主義者を見分けるにはどうしたらよいでしょうか?」フリッツ「資本主義者はお金を金庫にしまい込んで、鍵をかけます。共産主義者は人を…」教師「よろしいフリッツ君、そこまでにしておきなさい!」
  • ホーネッカーが東ベルリンを散歩していると、買い物を詰め込んだ袋をいくつも抱えた女性と出合った。ホーネッカー「おや同志、買い物に精が出ますね。」女性「同志国家評議会議長、それはそうなんですが、このために3時間も行列に並んだんですよ。」ホーネッカー「でも同志、世界には、たった一口の水を得るために一日中待たねばならない国々もあるんですよ。」女性「あら、そこはきっと、我が国よりも長く社会主義をやっているのね。」
  • ホーネッカーがアジア諸国を歴訪して、次の点について強い印象を受けた。北朝鮮では、パレードを東ドイツのそれよりも華々しく挙行することができると分かった。中国では、壁をベルリンのそれよりも長く高く築けることが分かった。そしてモンゴルでは、首都を一歩出れば、人々がテント住まいでも充分暮らしていけることが分かった。
  • ハイレンローダにある国営農場赤きカブラ』で、雌ブタが産みだす子ブタの数が、平均して6匹であることが分かった。
    国営農場の作業班長「6匹ではいかにも少ないな。これでは地区委員会に報告できないぞ」作業班長は数値を少しだけ水増しして、党地区委員会には7匹と報告した。
    党地区委員会の指導者は報告書を熟読すると考えた。「7は俺の好きじゃない数字だな。県には8匹と報告しておくか」
    党県委員会の指導者「8匹か。これが多いのか少ないのか見当もつかん。しかしまあ、報告書はどうせ報告書だからな」党県委員会の指導者は国の経済計画委員会に対して、9匹との報告を出した。
    経済計画委員会の担当者は報告書を読むとこう思った。「9匹とは、ハイレンローダの同志たちはなかなかやるじゃないか。しかしブタ肉の需給収支には、なお不足があるんだ」
    そうして、SED中央委員会の農業分野責任者は、10匹と書かれた報告書を手にすることになった。しかし党中央委員会では、「10匹では話にならない!これでは党政治局に報告を上げられないぞ」ということになった。
    党政治局は11匹と書かれた報告書を踏まえて、ホーネッカーには誇らしげにこう報告した。「同志ホーネッカー、ハイレンローダの健やかなるブタたちは、子ブタを12匹ずつ産み出しております!」
    ホーネッカー「これは素晴らしい!では、半分の6匹を輸出に充てるとしよう!」
  • Q.「東西ドイツに分かれて住む双子の兄弟がいた。二人を見分けるにはどうしたらよいか?」A.「買い物に行って注文するとき、西ドイツに住んでいる方は『これをください』と言う。東ドイツに住んでいる方は『ひょっとして、ありますか?』と言う」
  • ある東ドイツ市民がホーネッカーへ手紙を出した。「親愛なる同志国家評議会議長、トラバントのマフラーを注文したのに、いくら待っても手に入りません。あと4週間で入手できないと、私は首を吊ります。」するとすぐに返事が届いた。「親愛なる同志、今直ぐ首を吊られるのが宜しいかと存じます。首を吊る縄が4週間後にまだあるかどうか、保証の限りではありませんので。」
  • 入院したホーネッカーが、政府のトップ達を病室に呼び寄せ弱々しい声で尋ねた。「同志ミールケ(国家保安相)と同志ケスラー(国防相)も来ているのかね?」
    一同「はい、全員がここに揃っております」
    これを耳にしてホーネッカーは急に飛び起きて、ブルブル震えながら叫んだ「何っ!二人が担当部署にいないとしたら、その間誰が国民の面倒を見ているんだ!?」
  • 地方出身の警察官が東ベルリンに配属された。パトロールの際に通りかかったインターショップをのぞいてみると、見たこともないような西側商品がたくさん並んでいる。びっくり仰天した彼は、思わずインターショップに駆け込んだ。「私は政治的亡命を求めます!」
  • 警察学校で、10名の生徒が修了テストを受けた。各人は丸、四角、三角の穴が開けられた板を受け取った。テストの内容は、10分間の制限時間内に、断面がそれぞれ丸、四角、三角の棒を正しい穴に通すというものだった。テストの結果は、全員合格だった。10名のうち2名が論理的思考によって、そして8名が実力行使によって棒を穴に通したのだった。
  • パトカーが故障して止まっているところに、一台のトラバントが通りかかった。警察官たちはトラバントを運転していたシュミット氏に、パトカーを牽引するように頼んだ。シュミット氏はこの願いを聞き入れ、交通ルールを完璧に守る運転でパトカーを牽引してやった。警察官たちは感銘を受けて、シュミット氏にこう言った。「まさに模範的な運転でした! 賞金として20マルクを進呈します。あなたは賞金を何に使いますか?」シュミット氏「私はこれまで、運転免許証の順番待ちリストに乗ることもできませんでした。賞金を早速、免許証取得に使いますよ」助手席に座っていたシュミット夫人は、夫の発言を聞いて真っ青になってしまった。「どうか信じないでくださいね!うちの人は、お酒を飲むといつもとんでもないデタラメをしゃべるんですよ」すると、後部座席に座っていた娘がこう言った。「まったく、盗んだクルマじゃ長続きしないって思っていたのよ」今度はトランクルームの扉が開いて、お祖父さんが顔をのぞかせた。「もう西側に着いたのかい?」

フルーツ

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輸入フルーツのバナナやオレンジは東ドイツでは贅沢品であり、これもジョークのネタとなった。

  • Q.「バナナでコンパスを作るにはどうすればよいか?」A.「ベルリンの壁の上にバナナを一本置き、翌朝、バナナが食いちぎられていた方が東。」
  • Q.「バナナはなぜ曲がった形をしているのか?」A.「東ドイツを避けるためにカーブしている。」
  • あるHOにバナナが入荷したとのうわさが流れた。すでに朝の8時には、その店の前に長蛇の列ができていた。昼の12時になると、店の責任者が姿を現した。
    責任者「皆さん、バナナの量がとても足らないのです。社会主義においては、ユダヤ人の方々をどうこうすることはないのですが、まあ、そのう…」
    ユダヤ人たちは責任者の様子を察すると、行列から離れて帰っていった。
    残った人々が午後4時まで待つと、また責任者がやって来た。
    責任者「皆さん、実際のところ、バナナの量は本当に足らないのです。党員の方々だけに行きわたる程度です」
    党員ではない人たちはぶつぶつ文句を言いながら、行列から離れて帰っていった。
    残った人々が夜の8時まで待つと、また責任者がやって来た。
    責任者「バナナはごくわずかなのです。信頼のおける忠実な党員の方々だけが手に入れられます」
    これを聞いて、多くの人たちが怒りを露わにしながら帰っていった。
    責任者「残った一握りの皆さん、あなた方は実に立派な共産主義者です! ところが残念ながら、バナナはありません。最初から無く、今後も無いのです」
    これを聞いて、残った人々の中の一人が思わず漏らした。
    男「あのユダヤ人どもめ、いつもうまく立ち回りやがって!」
  • Q.「トラバントの価値を倍増するにはどうしたらよいか?」A.「車内にバナナを一本置けばよい。」
  • SEDの第二十回党大会を期に、バナナ不足を解決するための新型自動販売機が導入されることになった。すなわち、バナナを四本投入すると、4マルクが出てくるというのだ。
  • ドイツ統一の際に。ある東ドイツ市民が、西ドイツ市民に向かって言った。東ドイツ市民「我々は一つの国民だ!」西ドイツ市民「そうかい、うちもだよ!」

中国

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  • 神様が現れて、アイゼンハワー・フルシチョフ・毛沢東の三人に願いを1つずつ叶えてやるといった。
    アイゼンハワー「ソ連を消してくれ」ソ連は消滅した。
    フルシチョフ「アメリカを消してくれ」アメリカは消滅した。
    毛沢東「お茶を一杯くれ」 神様「本当にそれだけでよいのかね?」 毛沢東「ええ、先の二人の願いを聞いてくださったので。」
  • 鄧小平が内陸部の貧困農村地帯に視察に行ったときのこと。農民に対して「今必要なものは何かね?」と尋ねると、その農民はこう答えた。「陳勝と呉広。」

その他の社会主義国

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  • 我がポーランドは世界で一番広い国である。領土はヨーロッパに、首都はモスクワに、国民はシベリアにいる
  • 人参朝鮮人参が違うように、民主主義朝鮮民主主義も違う。
  • Q.「スロバキア人にとって、共産主義のいいところは何か?A.「チェコ人もまた、共産主義をやっている点だ。」
  • プラハのヴァーツラフ広場で、ある男が尿意に耐えられなくなり、立小便をした。通りかかった警察官がこれを見とがめ、彼を連行しようとしたが、まずズボンの前を閉じるように促した。男「お巡りさん、このままにしておきましょうよ。そうすれば、俺が政治犯で捕まったんじゃないってことが、周りの人にも分かるでしょう?」
  • 重病に罹ったポル・ポトが、死の危険を感じ側近に医者を呼ぶように言った。側近「国内の医者は、貴方の命令により、ひとり残らず粛清致しました。」ポル・ポト「とにかく、医者を呼べ。お前も粛清されたいのか?」側近は必死で国中を駆け回り、やっとの事で医者をみつけてきたが呪術医だった。

関連項目

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脚注

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出典

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参考文献

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外部リンク

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  • 国立国会図書館のデジタル化資料|11187287|東洋 第二十九年 第十一号(1926年)
    • ソヴェートロシヤの『アネクドート』/楢林廣太郞/79~
  • 国立国会図書館のデジタル化資料|2475067|ソヴェト・ユーモア・コント集 (大学書林語学文庫) (1955年)
  • 国立国会図書館のデジタル化資料|12180138|二つの顔のソ連 : アネクドートは語る(1982年)
  • 国立国会図書館のデジタル化資料|1795424|月刊 知識 第91号(月刊第5巻第7号)(1989年)
    • ペレストロイカを笑い飛ばす ソ連最新小話集 / 井上孝亮/p146