出典: フリー引用句集『ウィキクォート(Wikiquote)』
帽子(ぼうし)に関する引用と諺。
- 大空のました帽子かぶらず --尾崎放哉『大空』
- 松の葉の帽子に落ちししづけさを君は詠みしかもこのしづけさを --長塚節
- 蛙が殺された、
子供がまるくなつて手をあげた、
みんないつしよに、
かわゆらしい、
血だらけの手をあげた、
月が出た、
丘の上に人が立つてゐる。
帽子の下に顔がある。 --萩原朔太郎『月に吠える』「蛙の死」
- 二人は帽子とオーバーコートを釘にかけ、靴をぬいでぺたぺたあるいて扉の中にはいりました。 --宮沢賢治『注文の多い料理店』
- 子供達は帽子もかぶらなければ、首巻きもせず、外套も着て出なかつた。 --梶井基次郎『不幸』
- 泥棒の頭で帽子が燃える --ロシアの諺
- На воре шапка горит.