平兼盛
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平兼盛(たいら の かねもり、生年不詳 - 991年(正暦元年))は、日本の平安時代中期の歌人である。三十六歌仙の一人。父は光孝天皇の曾孫にあたる大宰大弐・篤行王。臣籍降下前は兼盛王と名乗っていた。
引用
[編集]『拾遺和歌集』
[編集]- けふよりは荻のやけ原かきわけて若菜つみにと誰をさそはん
- 世の中にうれしき物は思ふどち花みてすぐす心なりけり
- くれてゆく秋の形見におく物はわが元結の霜にぞありける
- 見わたせば松の葉しろき吉野山いく世つもれる雪にかあるらむ
- かぞふればわが身につもる年月を送り迎ふとなにいそぐらむ
- たよりあらばいかで都へつげやらむけふ白河の関はこえぬと
- 詞書は「みちのくにの白河関こえ侍りけるに」。