「雪」の版間の差分

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*[[馬|駒]]とめて袖うちはらふかげもなし佐野のわたりの雪の夕暮 -[[藤原定家]]
*[[馬|駒]]とめて袖うちはらふかげもなし佐野のわたりの雪の夕暮 -[[藤原定家]]


*[[冬]]は、つとめて。雪の降りたるはいふべきにもあらず。--[[清少納言]]
*[[冬]]は、つとめて。雪の降りたるはいふべきにもあらず。--[[清少納言]]三巻本系『枕草子』


*雪のいと高う降りたるを 例ならず御格子まゐりて 炭櫃に火おこして 物語などして集りさぶらふに <font size=-1>(宮)</font>「少納言よ 香炉峰の雪いかならむ」とおほせらるれば 御格子上げさせて御簾を高く上げたれば 笑はせたまふ。--清少納言
*雪のいと高う降りたるを 例ならず御格子まゐりて 炭櫃に火おこして 物語などして集りさぶらふに <font size=-1>(宮)</font>「少納言よ 香炉峰の雪いかならむ」とおほせらるれば 御格子上げさせて御簾を高く上げたれば 笑はせたまふ。--清少納言

2006年6月12日 (月) 22:51時点における版

に関する引用と諺。

  • 雪ふればごとに花ぞさきにけるいづれをとわきてをらまし - 紀友則
    「木ごと」(木毎)は、梅をあらわしたもの。漢詩の技法である離合詩を採り入れた和歌。
  • とめて袖うちはらふかげもなし佐野のわたりの雪の夕暮 -藤原定家
  • は、つとめて。雪の降りたるはいふべきにもあらず。--清少納言三巻本系『枕草子』
  • 雪のいと高う降りたるを 例ならず御格子まゐりて 炭櫃に火おこして 物語などして集りさぶらふに (宮)「少納言よ 香炉峰の雪いかならむ」とおほせらるれば 御格子上げさせて御簾を高く上げたれば 笑はせたまふ。--清少納言
  • 交じり 降る夜の 雨交じり 降る夜は 術も無く 寒くしあれば 堅塩を とりつつしろひ 糟湯酒 うちすすろひて しはぶかひ 鼻びしびしに しかとあらぬ 髭掻き撫でて 我れをおきて 人はあらじと 誇ろへど 寒くしあれば 麻衾 引き被り 布肩衣 ありのことごと 着襲へども 寒き夜すらを 我れよりも 貧しき人の 父母は 飢ゑ凍ゆらむ 妻子どもは 乞ふ乞ふ泣くらむ この時は いかにしつつか 汝が世は渡る --山上憶良「貧窮問答歌」
  • 田子の浦ゆうちいでてみれば真白にそ 富士の高嶺に雪は降りける --山部赤人
    小倉百人一首では「田子の浦にうちいでてみれば白妙の 富士の高嶺に雪は降りつつ」。
  • 山ふかみ とも知らぬ 松の戸に たえだえかかる 雪の玉水 - 式子内親王
    『新古今和歌集』
  • 雪の上に照れる月夜に梅の花折りて送らむはしき子もがも --大伴家持
    出典:『万葉集』巻十八。詞書「宴席詠雪月梅花一首」。
  • 君がための野にいでて若菜つむ わが衣手にはふりつつ --光孝天皇
  • 花さそふ嵐の庭の雪ならで ふりゆくものはわが身なりけり --藤原公経
  • 身をつめばあはれとぞおもふ初のふりぬることも誰にいはまし-右近