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*何もしないさきから、僕は駄目だときめてしまうのは、それあ怠惰だ。 -- 『みみずく通信』
*何もしないさきから、僕は駄目だときめてしまうのは、それあ怠惰だ。 -- 『みみずく通信』

*すべての思念にまとまりをつけなければ生きて行けない、そんなけちな根性をいったい誰から教わった?--『道化の華』


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2006年11月9日 (木) 16:37時点における版

太宰治 (1909年 - 1948年)

だざい おさむ。昭和初期の日本の作家。青森県生まれ。

  • 子供よりが大事と思いたい--『櫻桃』
  • 富士には月見草がよく似合う --『富嶽百景』
  • メロスは激怒した。必ず、かの邪智暴虐の王を除かなければならぬと決意した。--『走れメロス』
  • 「セリヌンティウス」メロスは眼に涙を浮べて言った。「私を殴れ。ちから一ぱいに頬を殴れ。私は、途中で一度、悪い夢を見た。君が若(も)し私を殴ってくれなかったら、私は君と抱擁する資格さえ無いのだ。殴れ。」
セリヌンティウスは、すべてを察した様子で首肯(うなず)き、刑場一ぱいに鳴り響くほど音高くメロスの右頬を殴った。殴ってから優しく微笑(ほほえ)み、
「メロス、私を殴れ。同じくらい音高く私の頬を殴れ。私はこの三日の間、たった一度だけ、ちらと君を疑った。生れて、はじめて君を疑った。君が私を殴ってくれなければ、私は君と抱擁できない。」--『走れメロス』
  • 信実とは、決して空虚な妄想ではなかった。--『走れメロス』
  • 朝、食堂でスウプを一さじ、すっと吸ってお母さまが、 「あ。」 と幽かな叫び声をお挙げになった。--『斜陽』
  • 爵位があるから、貴族だというわけにはいかないんだぜ。爵位が無くても、天爵というものを持っている立派な貴族のひともあるし、おれたちのように爵位だけは持っていても、貴族どころか、賤民にちかいのもいる。--『斜陽』
  • 何もしないさきから、僕は駄目だときめてしまうのは、それあ怠惰だ。 -- 『みみずく通信』
  • すべての思念にまとまりをつけなければ生きて行けない、そんなけちな根性をいったい誰から教わった?--『道化の華』
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