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*細草微風の岸/危檣独夜の舟/星垂れて平野闊く/月湧きて大江流る --[[杜甫]]、「旅夜に懐を書す」 |
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*:細艸微風岸/危檣獨夜舟</br>星垂平野闊/月湧大江流 |
*:細艸微風岸/危檣獨夜舟</br>星垂平野闊/月湧大江流 |
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*たちわかれ因幡の山の峰におふるまつとしきかばいま帰りこむ --[[在原行平]] |
*たちわかれ因幡の山の峰におふるまつとしきかばいま帰りこむ --[[在原行平]] |
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**『古今和歌集』『小倉百人一首』収録。 |
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*名にしおはばいざ言問はむ都鳥我がおもふ人はありやなしやと --[[在原業平]] |
*名にしおはばいざ言問はむ都鳥我がおもふ人はありやなしやと --[[在原業平]] |
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**『古今和歌集』収録。『[[伊勢物語]]』にも見える。 |
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*年たけてまたこゆべしと思ひきや命なりけり小夜の中山 --[[西行]] |
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*旅人と我名よばれん初しぐれ --松尾芭蕉『笈の小文』(1709年) |
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**芭蕉(1694年没)の辞世。 |
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*: "Wir träumen von Reisen in das Weltall: Ist denn das Weltall nicht in uns?" - ''Novalis, Blütenstaub'' |
*: "Wir träumen von Reisen in das Weltall: Ist denn das Weltall nicht in uns?" - ''Novalis, Blütenstaub'' |
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*汽笛一声 新橋を<br>はや我汽車は 離れたり<br>愛宕の山に 入り残る<br>月を旅路の 友として -- [[大和田建樹]]『地理教育鉄道唱歌』 |
*汽笛一声 新橋を<br>はや我汽車は 離れたり<br>愛宕の山に 入り残る<br>月を旅路の 友として -- [[大和田建樹]]『地理教育鉄道唱歌』 |
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*ふらんすへ行きたしと思へども<BR>ふらんすはあまりに遠し<BR>せめては新しき背広をきて<BR>きままなる旅にいでてみん。--[[萩原朔太郎]] |
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*幾山河(いくやまかは)こえさりゆかば寂しさのはてなむ国ぞ今日も旅ゆく --[[若山牧水]]『海の声』 |
*幾山河(いくやまかは)こえさりゆかば寂しさのはてなむ国ぞ今日も旅ゆく --[[若山牧水]]『海の声』 |
2015年11月2日 (月) 22:44時点における版
旅に関する引用、諺。
引用
- 家にあれば
笥 に盛る飯を草枕旅にしあれば椎の葉に盛る --有間皇子- 『万葉集』所収。
- 細草微風の岸/危檣独夜の舟/星垂れて平野闊く/月湧きて大江流る --杜甫、「旅夜に懐を書す」
- 細艸微風岸/危檣獨夜舟
星垂平野闊/月湧大江流
- 細艸微風岸/危檣獨夜舟
- たちわかれ因幡の山の峰におふるまつとしきかばいま帰りこむ --在原行平
- 『古今和歌集』『小倉百人一首』収録。
- 年たけてまたこゆべしと思ひきや命なりけり小夜の中山 --西行
- あまりに旅に時間を費やす者は、最後には己の国でよそものとなる。--ルネ・デカルト『方法序説』(1637年)
- 月日は百代の過客にして行きかふひともまた旅人也。舟の上に生涯をうかべ、馬の口とらえて老をむかふる物は、日々旅にして旅を栖とす。 --松尾芭蕉『おくのほそ道』(1702年)
- 旅人と我名よばれん初しぐれ --松尾芭蕉『笈の小文』(1709年)
- 旅に病んで夢は枯野をかけ廻る --松尾芭蕉『笈日記』(1695年)
- 芭蕉(1694年没)の辞世。
- ぼくらは万有のうちへと旅をする夢を見る。ところで万有とはぼくらのうちにあるのではないだろうか。--ノヴァーリス『花粉』
- "Wir träumen von Reisen in das Weltall: Ist denn das Weltall nicht in uns?" - Novalis, Blütenstaub
- 汽笛一声 新橋を
はや我汽車は 離れたり
愛宕の山に 入り残る
月を旅路の 友として -- 大和田建樹『地理教育鉄道唱歌』
- ふらんすへ行きたしと思へども
ふらんすはあまりに遠し
せめては新しき背広をきて
きままなる旅にいでてみん。--萩原朔太郎
- 幾山河(いくやまかは)こえさりゆかば寂しさのはてなむ国ぞ今日も旅ゆく --若山牧水『海の声』
諺
- 可愛い子には旅をさせろ。--日本の諺
- 旅の恥はかき捨て。--日本の諺
- 旅は憂いもの辛いもの。--日本の諺
- 旅は情け、人は心。--日本の諺
- 旅は道づれ、世は情け。--日本の諺
- 長生きするものは多くを知る。旅をしたものはそれ以上を知る。--アラブの諺