「小林一茶」の版間の差分

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*故郷やよるもさはるも茨の花
*故郷やよるもさはるも茨の花
*亡き母や海見るたびに見るたびに
*亡き母や海見るたびに見るたびに
*やせ[[蛙]]けるな一茶にあり
*[[蛙]](やせがえる)まけるな一茶これにあり
*悠然として山を見る蛙かな
*雪とけて村いっぱいの子供かな
*雪とけて村いっぱいの子供かな
*古郷やよるもさはるも茨(ばら)の花


=== 『八番日記』 ===
=== 『八番日記』 ===
*鳴く[[猫]]に赤ん目をして手毬かな
*鳴く[[猫]]に赤ん目をして手毬かな
*やれ打つな[[蠅]]が手をり足をする
*やれ打つな[[蠅]]が手をり足をする
*づぶ濡れの大名を見る炬燵かな

=== 『文化句帖』 ===
*心からしなのの[[雪]]に降られけり

=== 『文政句帖』 ===
*淋しさに飯をくふなり秋の風


=== 『句稿消息』 ===
=== 『句稿消息』 ===
*これがまあつひのすみかか[[雪]]五尺
*がまあつひの栖(すみかか[[雪]]五尺


=== 『おらが春』 ===
=== 『おらが春』 ===
*椋鳥と人に呼ばるる寒さかな
*露の世は露の世ながらさりながら
*露の世は露の世ながらさりながら
*ともかくもあなたまかせのの暮
*ともかくもあなたせのとしの暮
*蚤のあと数へながら添乳かな
*蚤のあと数へながら添乳かな
*這へ笑へ二つになるぞけさからは
*這へ笑へ二つになるぞけさからは
*故郷は蠅まで人を刺しにけり
*故郷は蠅まで人を刺しにけり
*目出度さもちう位なりおらが[[春]]
*目出度さもちう位なりおらが[[春]]
*[[雀]]の子そこのけそこのけ[[馬]]が通る
*[[雀]]の子そこのけそこのけ[[馬]]が通る
*我と来て遊べや[[親]]のない雀
*我と来て遊べや[[親]]のない雀
*蟻の道雲の峰よりつづきけん
*悠然として山を見る蛙(かわず)かな


=== その他 ===
=== その他 ===

2006年3月1日 (水) 11:31時点における版

小林一茶 (1763年 - 1827年)

小林 一茶(こばやし いっさ)は、江戸時代の俳人。


『七番日記』

  • 大蛍ゆらりゆらりと通りけり
  • うつくしや障子の穴の天の川
  • を取てくれろとなく子かな
  • 有明や浅間の霧が膳を這ふ
  • 涼風の曲がりくねつて来たりけり
  • 春雨や食はれ残りのが鳴く
  • 故郷やよるもさはるも茨の花
  • 亡き母や海見るたびに見るたびに
  • (やせがえる)まけるな一茶これにあり
  • 雪とけて村いっぱいの子供かな
  • 古郷やよるもさはるも茨(ばら)の花

『八番日記』

  • 鳴くに赤ん目をして手毬かな
  • やれ打つなが手を摺り足をする
  • づぶ濡れの大名を見る炬燵かな

『文化句帖』

  • 心からしなののに降られけり

『文政句帖』

  • 淋しさに飯をくふなり秋の風

『句稿消息』

  • 是がまあつひの栖(すみか)か五尺

『おらが春』

  • 椋鳥と人に呼ばるる寒さかな
  • 露の世は露の世ながらさりながら
  • ともかくもあなた任せのとしの暮
  • 蚤のあと数へながら添乳かな
  • 這へ笑へ二つになるぞけさからは
  • 故郷は蠅まで人を刺しにけり
  • 目出度さもちう位なりおらが
  • の子そこのけそこのけ御が通る
  • 我と来て遊べやのない雀
  • 蟻の道雲の峰よりつづきけん
  • 悠然として山を見る蛙(かわず)かな

その他

  • が香やどなたが来ても欠茶碗