「和泉式部」の版間の差分

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== [[w:和泉式部|和泉式部]] ==
[[w:和泉式部|和泉式部]]は日本の平安中期の女性歌人。 [[小式部内侍]]は娘。


===『後拾遺和歌集』収録歌 ===
==『後拾遺和歌集』収録歌 ==


*黒髪のみだれもしらずうちふせばまづかきやりし人ぞ[[恋]]しき
*黒[[]]のみだれもしらずうちふせばまづかきやりし人ぞ[[恋]]しき


*涙川おなじ身よりはながるれど恋をばけたぬものにぞありける
*[[]]川おなじ身よりはながるれど恋をばけたぬものにぞありける


*世の中に恋といふ色はなけれどもふかく身にしむものにぞありける
*世の中に[[]]といふ色はなけれどもふかく身にしむものにぞありける
:「こひてふいろは」とする本もある
:「こひてふいろは」とする本もある


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*:『小倉百人一首』にも収録。
*:『小倉百人一首』にも収録。


*物おもへば沢の蛍も我が身よりあくがれいづる魂(たま)かとぞみる
*物おもへば沢の[[]]も我が身よりあくがれいづる[[]](たま)かとぞみる


*今はただそよそのことと思ひ出でて忘るばかりの[[憂愁|憂き]]こともがな
*今はただそよそのことと思ひ出でて忘るばかりの[[憂愁|憂き]]こともがな


*[[死|とどめおきて]]誰をあはれと思ふらん[[子]]はまさるらん子はまさりけり
*[[死|とどめおきて]]誰をあはれと思ふらん[[子]]はまさるらん子はまさりけり
**小式部内侍が早世したときの歌。





2007年6月5日 (火) 21:45時点における版

和泉式部は日本の平安中期の女性歌人。 小式部内侍は娘。

『後拾遺和歌集』収録歌

  • のみだれもしらずうちふせばまづかきやりし人ぞしき
  • 川おなじ身よりはながるれど恋をばけたぬものにぞありける
  • 世の中にといふ色はなけれどもふかく身にしむものにぞありける
「こひてふいろは」とする本もある
  • あらざらんこの世のほかの思ひ出に今一たびの逢ふこともがな
    『小倉百人一首』にも収録。
  • 物おもへば沢のも我が身よりあくがれいづる(たま)かとぞみる
  • 今はただそよそのことと思ひ出でて忘るばかりの憂きこともがな
  • とどめおきて誰をあはれと思ふらんはまさるらん子はまさりけり
    • 小式部内侍が早世したときの歌。


『和泉式部続集』収録歌

  • はかなしとまさしく見つる夢の世をおどろかで寝る我は人かは
    『和泉式部続集』

その他

  • 枕だにしらねばいはじ見しままに君かたるなよ春の夜の夢
    『新古今和歌集』収録。『和泉式部続集』では、第四句を「君にかたるな」とする。
  • 夢にだに見で明かしつる暁の恋こそ恋のかぎりなりけれ
    『新勅撰和歌集』収録