「桜」の版間の差分

出典: フリー引用句集『ウィキクォート(Wikiquote)』
削除された内容 追加された内容
43.244.23.150 (会話) による ID:16927 の版を取り消し 荒らし、w:LTA:GRIMM
編集の要約なし
1 行 1 行
[[w:サクラ (植物)|桜]]についての引用。
[[w:サクラ (植物)|桜]]についての引用。
なお日本語で[[花]]とあるときは桜をさすことが多い。


== 引用 ==
==日本の引用==
和歌の部立、俳諧・俳句の季語では[[春]]に分けられる。平安時代以降[[花]]の代表とされた。
=== 出典の確定しているもの ===
*娘子<sup>(をとめ)</sup>らが かざしのために 風流士<sup>(みやびを)</sup>が かづらのためと 敷きませる 国のはたてに 咲きにける 桜の花の にほひはもあなに --若宮年魚麻呂(万葉集)
*世の中に絶えて桜のなかりせば[[]]の心はのどけからまし -- [[在原業平]]古今和歌集
*見わたせば[[春日]]の野辺に[[霞]]立ち咲きにほへるは桜花かも --『万葉集』
**世の中に桜というものがなかったなら、春に(桜はいつ咲くだろうかとか、雨風で散ってしまわないだろうかなどと)心乱されることはないだろうに
*世の中に絶えて桜のなかりせば春の心はのどけからまし -- [[在原業平]]古今和歌集
*いにしへの奈良の都の八重桜けふ九重ににほひぬるかな -- [[伊勢大輔]]
*いま桜咲きぬと見えてうすぐもり春に霞める世のけしきかな --[[式子内親王]]『新古今和歌集』
*明日ありと思う心の仇桜夜半に嵐の吹かぬものかは -- [[親鸞]]
*明日ありと思う心の仇桜 夜半に嵐の吹かぬものかは -- [[親鸞]]
*さまざまのこと思ひ出す桜かな -- [[松尾芭蕉]]
*さまざまのこと思ひ出す桜かな -- [[松尾芭蕉]]
*たゝかひに果てにし子ゆゑ、身に沁みて ことしの桜あはれ 散りゆく --[[釈迢空]]
*桜の樹の下には屍体が埋まっている!--[[梶井基次郎]]「桜の樹の下には」冒頭句。
*桜ばないのち一ぱいに咲くからに生命をかけてわが眺めたり --[[岡本かの子]]
*桜の樹の下には屍体が埋まっている!--[[梶井基次郎]]「桜の樹の下には」


===山桜===
== 諺と慣用句 ==
*山ざくら霞の間よりほのかにも見てし人こそ恋しかりけれ --[[紀貫之]]『古今和歌集』
*高砂の尾上のさくら咲きにけり外山の霞たたずもあらなん --[[大江匡房]]『後拾遺和歌集』
*もろともにあはれと思へ山ざくら花よりほかにしる人もなし --[[行尊]]『金葉和歌集』
*吹く風をなこその関と思へども道もせに散る山ざくらかな --[[源義家]]『千載和歌集』
*敷島の大和心を人とはば朝日ににほふ山ざくら花 --[[本居宣長]]
*海手より日は照りつけて山桜 --[[蕪村]]

===八重桜===
*いにしへの奈良の都の八重桜けふ九重ににほひぬるかな -- [[伊勢大輔]]『詞花和歌集』
*奈良七重七堂伽藍八重桜 --[[松尾芭蕉|芭蕉]]

==諺と慣用句==
*桜折る馬鹿、梅折らぬ馬鹿。-[[日本の諺]]
*桜折る馬鹿、梅折らぬ馬鹿。-[[日本の諺]]
*櫻伐る(切る)馬鹿、梅伐らぬ(切らぬ)馬鹿 -日本の諺
*櫻伐る(切る)馬鹿、梅伐らぬ(切らぬ)馬鹿 -日本の諺

2010年3月29日 (月) 00:23時点における版

についての引用。

日本の引用

和歌の部立、俳諧・俳句の季語ではに分けられる。平安時代以降の代表とされた。

  • 娘子(をとめ)らが かざしのために 風流士(みやびを)が かづらのためと 敷きませる 国のはたてに 咲きにける 桜の花の にほひはもあなに --若宮年魚麻呂(万葉集)
  • 見わたせば春日の野辺に立ち咲きにほへるは桜花かも --『万葉集』
  • 世の中に絶えて桜のなかりせば春の心はのどけからまし -- 在原業平『古今和歌集』
  • いま桜咲きぬと見えてうすぐもり春に霞める世のけしきかな --式子内親王『新古今和歌集』
  • 明日ありと思う心の仇桜 夜半に嵐の吹かぬものかは -- 親鸞
  • さまざまのこと思ひ出す桜かな -- 松尾芭蕉
  • たゝかひに果てにし子ゆゑ、身に沁みて ことしの桜あはれ 散りゆく --釈迢空
  • 桜ばないのち一ぱいに咲くからに生命をかけてわが眺めたり --岡本かの子
  • 桜の樹の下には屍体が埋まっている!--梶井基次郎「桜の樹の下には」

山桜

  • 山ざくら霞の間よりほのかにも見てし人こそ恋しかりけれ --紀貫之『古今和歌集』
  • 高砂の尾上のさくら咲きにけり外山の霞たたずもあらなん --大江匡房『後拾遺和歌集』
  • もろともにあはれと思へ山ざくら花よりほかにしる人もなし --行尊『金葉和歌集』
  • 吹く風をなこその関と思へども道もせに散る山ざくらかな --源義家『千載和歌集』
  • 敷島の大和心を人とはば朝日ににほふ山ざくら花 --本居宣長
  • 海手より日は照りつけて山桜 --蕪村

八重桜

  • いにしへの奈良の都の八重桜けふ九重ににほひぬるかな -- 伊勢大輔『詞花和歌集』
  • 奈良七重七堂伽藍八重桜 --芭蕉

諺と慣用句

  • 桜折る馬鹿、梅折らぬ馬鹿。-日本の諺
  • 櫻伐る(切る)馬鹿、梅伐らぬ(切らぬ)馬鹿 -日本の諺
  • さくらのさ --和文通話表


Wikipedia
Wikipedia
ウィキペディアにもサクラの記事があります。