「菊」の版間の差分
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Category:植物 |
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*酒はよく百慮を祓ひ<br />菊はよく頽齢を制す --[[陶淵明]]「九日間居並序」 |
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*菊を采る東籬の<ruby><rb>下</rb><rp>〔</rp><rt>もと</rt><rp>〕</rp></ruby><br />悠然として南山を見る --陶淵明「飲酒二十首」 |
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*心あてに折らばやをらむ初霜のおきまどはせる白菊の花 -[[凡河内躬恒]] |
*心あてに折らばやをらむ初霜のおきまどはせる白菊の花 -[[凡河内躬恒]] |
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*:『古今和歌集』秋下・277。『小倉百人一首』所収。 |
*:『古今和歌集』秋下・277。『小倉百人一首』所収。 |
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*籬の菊に、心を寄せしが、咲き乱れたる、色香に賞でて、ながめ入り、仮りの姿をうち忘れ、あらぬ形と、変じつつ、しばし時をぞ移しける。-古浄瑠璃「信太妻」 |
*籬の菊に、心を寄せしが、咲き乱れたる、色香に賞でて、ながめ入り、仮りの姿をうち忘れ、あらぬ形と、変じつつ、しばし時をぞ移しける。-古浄瑠璃「信太妻」 |
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*菊の香や奈良には古き仏達 -[[松尾芭蕉|芭蕉]] |
*菊の香や奈良には古き仏達 -[[松尾芭蕉|芭蕉]] |
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*黄英が言った。「あたしは欲張っているのではありません。ただ少しは豊かにならないことには、菊を愛するもの(千載下人)は陶淵明の昔からの貧乏神に取り憑かれ出世は出来ないと、世間の人が嘲りますから、わが淵明のためにしただけなのです」 |
*黄英が言った。「あたしは欲張っているのではありません。ただ少しは豊かにならないことには、菊を愛するもの(千載下人)は陶淵明の昔からの貧乏神に取り憑かれ出世は出来ないと、世間の人が嘲りますから、わが淵明のためにしただけなのです」 |
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*:黃英曰「妾非貪鄙、但不少致豐盈、遂令千載下人謂淵明貧賤骨、百世不能發迹、故卿爲我家彭澤」 -蒲松齢「黄英」『聊斎志異』より |
*:黃英曰「妾非貪鄙、但不少致豐盈、遂令千載下人謂淵明貧賤骨、百世不能發迹、故卿爲我家彭澤」 -蒲松齢「黄英」『聊斎志異』より |
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*<small>床の中で楠緒子さんの為に手向の句を作る</small><br />有る程の菊抛げ入れよ棺の中 -[[夏目漱石|漱石]] |
*<small>床の中で楠緒子さんの為に手向の句を作る</small><br />有る程の菊抛げ入れよ棺の中 -[[夏目漱石|漱石]] |
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*菊咲けり陶淵明の菊咲けり -[[山口青邨]] |
*菊咲けり陶淵明の菊咲けり -[[山口青邨]] |
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2010年9月14日 (火) 11:05時点における版
菊に関する引用と諺。
引用
- 酒はよく百慮を祓ひ
菊はよく頽齢を制す --陶淵明「九日間居並序」 - 菊を采る東籬の
下
悠然として南山を見る --陶淵明「飲酒二十首」 - 心あてに折らばやをらむ初霜のおきまどはせる白菊の花 -凡河内躬恒
- 『古今和歌集』秋下・277。『小倉百人一首』所収。
- 籬の菊に、心を寄せしが、咲き乱れたる、色香に賞でて、ながめ入り、仮りの姿をうち忘れ、あらぬ形と、変じつつ、しばし時をぞ移しける。-古浄瑠璃「信太妻」
- 菊の香や奈良には古き仏達 -芭蕉
- 黄英が言った。「あたしは欲張っているのではありません。ただ少しは豊かにならないことには、菊を愛するもの(千載下人)は陶淵明の昔からの貧乏神に取り憑かれ出世は出来ないと、世間の人が嘲りますから、わが淵明のためにしただけなのです」
- 黃英曰「妾非貪鄙、但不少致豐盈、遂令千載下人謂淵明貧賤骨、百世不能發迹、故卿爲我家彭澤」 -蒲松齢「黄英」『聊斎志異』より
- 床の中で楠緒子さんの為に手向の句を作る
有る程の菊抛げ入れよ棺の中 -漱石 - 菊咲けり陶淵明の菊咲けり -山口青邨
諺
- 六日の菖蒲、十日の菊
- 時期に後れて役に立たないもののこと。