「山」の版間の差分

出典: フリー引用句集『ウィキクォート(Wikiquote)』
削除された内容 追加された内容
Y-dash (トーク | 投稿記録)
ついでに。+{{Wikipedia}}{{Wiktionary}},sty,<br />に変える,etc
編集の要約なし
3 行 3 行


== 引用 ==
== 引用 ==
*あしひきの山のしづくに妹待つと われ立ち濡れぬ山のしづくに --[[大津皇子]]『萬葉集』巻二
*あしひきの山のしづくに妹待つと われ立ち濡れぬ山のしづくに -- [[大津皇子]]『萬葉集』巻二


*たち[[別れ]]いなばの山の峰におふるまつとし聞かばとく帰りこむ --[[在原行平]]
*たち[[別れ]]いなばの山の峰におふるまつとし聞かばとく帰りこむ -- [[在原行平]]


*[[春]]は、あけぼの。やうやう白くなりゆく山ぎは 少し明りて紫だちたる[[雲]]の細くたなびきたる。 --[[清少納言]]『枕草子』
*[[春]]は、あけぼの。やうやう白くなりゆく山ぎは 少し明りて紫だちたる[[雲]]の細くたなびきたる。 -- [[清少納言]]『枕草子』


*山深み春とも知らぬ松の戸に たえだえかかる[[雪]]の玉水 --[[式子内親王]]『新古今和歌集』
*山深み春とも知らぬ松の戸に たえだえかかる[[雪]]の玉水 -- [[式子内親王]]『新古今和歌集』


*世の中よ[[道]]こそなけれ思ひいる山のおくにも[[鹿]]ぞ鳴くなる --[[藤原俊成]]
*世の中よ[[道]]こそなけれ思ひいる山のおくにも[[鹿]]ぞ鳴くなる -- [[藤原俊成]]
**『述懐百首』、のち『千載和歌集』(自撰)に収録
**『述懐百首』、のち『千載和歌集』(自撰)に収録


*奥山に[[紅葉]]ふみわけなく鹿の こゑきく時ぞ[[秋]]はかなしき --[[猿丸|猿丸太夫]]
*奥山に[[紅葉]]ふみわけなく鹿の こゑきく時ぞ[[秋]]はかなしき -- [[猿丸|猿丸太夫]]


*[[雲]]の峰幾つ崩て[[月]]の山 --松尾芭蕉『おくのほそ道』
*[[雲]]の峰幾つ崩て[[月]]の山 -- 松尾芭蕉『おくのほそ道』


*[[目]]には青葉山[[時鳥|郭公]]初松魚 --[[山口素堂]]
*[[目]]には青葉山[[時鳥|郭公]]初松魚 -- [[山口素堂]]


*夏の[[風]]山よりきたり三百の牧の若馬耳ふかりけり --[[与謝野晶子]]
*夏の[[風]]山よりきたり三百の牧の若馬耳ふかりけり -- [[与謝野晶子]]


*山のあなたの[[空]]遠く<br />「[[幸福|幸]](さいはひ)」住むと人のいふ。<br />噫(ああ)、われひとゝ尋(と)めゆきて、<br />[[涙]]さしぐみ、かへりきぬ。<br />山のあなたになほ遠く<br />「幸(さいはひ)」住むと人のいふ。 --カール・ブッセの詩を[[上田敏]]が和訳したもの
*山のあなたの[[空]]遠く<br />「[[幸福|幸]](さいはひ)」住むと人のいふ。<br />噫(ああ)、われひとゝ尋(と)めゆきて、<br />[[涙]]さしぐみ、かへりきぬ。<br />山のあなたになほ遠く<br />「幸(さいはひ)」住むと人のいふ。 -- [[カール・ブッセ]]の詩を[[上田敏]]が和訳したもの


*ふるさとの山に向かひて<br />言ふことなし<br />ふるさとの山はありがたきかな --[[石川啄木]]『一握の砂』
*ふるさとの山に向かひて<br />言ふことなし<br />ふるさとの山はありがたきかな -- [[石川啄木]]『一握の砂』
**「ふるさとの山」は[[岩手県|岩手山]]を指す。
**「ふるさとの山」は[[岩手県|岩手山]]を指す。


*Because it is there.(そこにそれがあるから) --「なぜエベレストに登るのか」という質問に対する[[ジョージ・マロリー]]([[:en:George Mallory|George Mallory]], 1886年6月18日 - 1924年6月8日)の回答。it(それ)はエベレストのこと。「なぜ山に登るのか」「そこに山があるから」と言い換えられて広まった。
*Because it is there.(そこにそれがあるから) --「なぜ[[エベレスト]]に登るのか」という質問に対する[[ジョージ・マロリー]]([[:en:George Mallory|George Mallory]], 1886年6月18日 - 1924年6月8日)の回答。it(それ)はエベレストのこと。「なぜ山に登るのか」「そこに山があるから」と言い換えられて広まった。


== 諺 ==
== 諺 ==
*山高きが故に貴からず --実語教
*山高きが故に貴からず --実語教

*[[海]]千山千
*[[海]]千山千
*塵も積もれば山となる -- [[日本の諺]]
*大山鳴動[[]]一匹 -- [[日本の諺]]
*大山も蟻穴より崩る -- [[日本の諺]]


== 関連項目 ==
*塵も積もれば山となる
* [[谷]]・[[川]]・[[海]]

*大山鳴動鼠一匹

*大山も蟻穴より崩る


[[Category:主題別|やま 山]]
[[Category:地形|やま]]


[[de:Berg]]
[[de:Berg]]

2012年5月27日 (日) 12:53時点における版

Wikipedia
Wikipedia
ウィキペディアにもの記事があります。
Wiktionary
Wiktionary
ウィクショナリーにもの項目があります。

山についての引用句と諺。

引用

  • あしひきの山のしづくに妹待つと われ立ち濡れぬ山のしづくに -- 大津皇子『萬葉集』巻二
  • たち別れいなばの山の峰におふるまつとし聞かばとく帰りこむ -- 在原行平
  • は、あけぼの。やうやう白くなりゆく山ぎは 少し明りて紫だちたるの細くたなびきたる。 -- 清少納言『枕草子』
  • 山深み春とも知らぬ松の戸に たえだえかかるの玉水 -- 式子内親王『新古今和歌集』
  • 世の中よこそなけれ思ひいる山のおくにも鹿ぞ鳴くなる -- 藤原俊成
    • 『述懐百首』、のち『千載和歌集』(自撰)に収録
  • の峰幾つ崩ての山 -- 松尾芭蕉『おくのほそ道』
  • 山のあなたの遠く
    (さいはひ)」住むと人のいふ。
    噫(ああ)、われひとゝ尋(と)めゆきて、
    さしぐみ、かへりきぬ。
    山のあなたになほ遠く
    「幸(さいはひ)」住むと人のいふ。 -- カール・ブッセの詩を上田敏が和訳したもの
  • ふるさとの山に向かひて
    言ふことなし
    ふるさとの山はありがたきかな -- 石川啄木『一握の砂』
    • 「ふるさとの山」は岩手山を指す。
  • Because it is there.(そこにそれがあるから) --「なぜエベレストに登るのか」という質問に対するジョージ・マロリーGeorge Mallory, 1886年6月18日 - 1924年6月8日)の回答。it(それ)はエベレストのこと。「なぜ山に登るのか」「そこに山があるから」と言い換えられて広まった。

関連項目