「アルトゥール・ショーペンハウアー」の版間の差分

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*なんであれ、人は[[忘却|忘れる]]ことができる。ただ自分自身、己自身の存在を忘れることはできない。
*なんであれ、人は[[忘却|忘れる]]ことができる。ただ自分自身、己自身の存在を忘れることはできない。
*:"Alles, alles kann einer vergessen, nur nicht sich selbst, sein eigenes Wesen." - ''Aphorismen zur Lebensweisheit''
*:"Alles, alles kann einer vergessen, nur nicht sich selbst, sein eigenes Wesen." - ''Aphorismen zur Lebensweisheit''
*もし若かりし時に友人であった二人の人間が、人生の晩年に再会したならば、お互いの顔を認めたときにまず思うのは人生に対する全くの失望であろう。なぜなら人生が美しく見えたときの頃の記憶が蘇り、その頃はなんと人生がばら色の夜明けにおいて多くのものを約束してくれたか、そして結局は少しのものしか満たしてくれなかったことを感じずにはいられないからである。
*もし若かりし時に友人であった二人の人間が、人生の晩年に再会したならば、お互いの顔を認めたときにまず思うのは人生に対する全くの失望であろう。なぜなら人生が美しく見えたときの頃の記憶が蘇り、その頃はなんと人生が薔薇色の夜明けにおいて多くのものを約束してくれたか、そして結局は少しのものしか満たしてくれなかったことを感じずにはいられないからである。
*学者とは書物を読破した人、思想家、天才とは人類の蒙ひらき、その前進を促す者で、世界という書物を直接読破した人である。
*学者とは書物を読破した人、思想家、天才とは人類を啓蒙し、その前進を促す者で、世界という書物を直接読破した人である。
*もともと自分の抱く基本的思想にのみ真理と生命が宿る。我々が真の意味で十分に理解するのも自分の思想だけだからである。書物から読み取った他人の思想は、他人の食べ残し、他人の脱ぎ捨てた古着にすぎない。
*もともと自分の抱く基本的思想にのみ真理と生命が宿る。我々が真の意味で十分に理解するのも自分の思想だけだからである。書物から読み取った他人の思想は、他人の食べ残し、他人の脱ぎ捨てた古着にすぎない。
*真の思索者は君主に類似している。彼は誰の力も借りず独立の地位を保ち、自らの上に立つ如何なる者も認めない。その判断は君主が決定するように自らの絶対的権力から下され、自分自身にその根拠を持つ。すなわち君主が他人の命令を承認しないように、思索者は権威を認めず、自分で真なることを確かめたこと以外は承認しないのである。
*真の思索者は君主に類似している。彼は誰の力も借りず独立の地位を保ち、自らの上に立つ如何なる者も認めない。その判断は君主が決定するように自らの絶対的権力から下され、自分自身にその根拠を持つ。すなわち君主が他人の命令を承認しないように、思索者は権威を認めず、自分で真なることを確かめたこと以外は承認しないのである。



2014年12月21日 (日) 01:26時点における版

アルトゥール・ショーペンハウアー(1788年 - 1860年) ― ドイツの哲学者。

出典の明らかなもの

  • なんであれ、人は忘れることができる。ただ自分自身、己自身の存在を忘れることはできない。
    "Alles, alles kann einer vergessen, nur nicht sich selbst, sein eigenes Wesen." - Aphorismen zur Lebensweisheit
  • もし若かりし時に友人であった二人の人間が、人生の晩年に再会したならば、お互いの顔を認めたときにまず思うのは、人生に対する全くの失望であろう。なぜなら、人生が美しく見えたときの頃の記憶が蘇り、その頃はなんと人生が薔薇色の夜明けにおいて多くのものを約束してくれたか、そして結局は少しのものしか満たしてくれなかったことを感じずにはいられないからである。
  • 学者とは書物を読破した人、思想家、天才とは人類を啓蒙し、その前進を促す者で、世界という書物を直接読破した人である。
  • もともと自分の抱く基本的思想にのみ真理と生命が宿る。我々が真の意味で十分に理解するのも、自分の思想だけだからである。書物から読み取った他人の思想は、他人の食べ残し、他人の脱ぎ捨てた古着にすぎない。
  • 真の思索者は君主に類似している。彼は誰の力も借りず独立の地位を保ち、自らの上に立つ如何なる者も認めない。その判断は君主が決定するように自らの絶対的権力から下され、自分自身にその根拠を持つ。すなわち君主が他人の命令を承認しないように、思索者は権威を認めず、自分で真なることを確かめたこと以外は承認しないのである。

出典の不明確なもの

  • われわれのすべての災禍は、我々がひとりきりではいられないことに由来する。
    "All unser Übel kommt daher, daß wir nicht allemn sein können."
  • 音楽とは、世界がその歌詞であるような旋律である。
    "Musik ist die Melodie, zu der die Welt der Text ist."
  • 実務的な生にとって、天才は、劇場での遠眼鏡よろしく、必要なものである。
    "Für das praktische Leben ist ein Genie genauso brauchbar wie ein Teleskop im Theater.
  • 未だかつて、自分が幸福だと感じた人間は一人もいなかった。もしそんなのがいたとしたら、きっと酔っぱらってでもいたのだろう。
  • 人生は粗いモザイクの絵に似ている。美しく見るためには遠く離れていなければならぬ。間近にいては、それは何の印象も与えない。
  • 運命がカードを混ぜ、我々が勝負する。

外部リンク