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*これ{{ruby|花|はな}}の{{ruby|中|うち}}に{{ruby|偏|ひとへ}}に{{ruby|菊|きく}}を{{ruby|愛|あい}}するにはあらず、この{{ruby|花|はな}}{{ruby|開|ひら}}きて{{ruby|後|のち}}{{ruby|更|さら}}に{{ruby|花|はな}}{{ruby|無|な}}ければなり。 |
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**不是花中偏愛菊。此花開後更無花。--十日菊花 |
**不是花中偏愛菊。此花開後更無花。--十日菊花 |
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**壺中天地乾坤外。夢裏身名旦暮間。--幽栖 |
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**外人不識承恩處。唯有羅衣染御香。--宮詞 |
**外人不識承恩處。唯有羅衣染御香。--宮詞 |
2018年10月5日 (金) 14:03時点における版
元稹(げん しん、779年—831年)は、中国·唐の詩人。
引用
和漢朗詠集
- これ
花 の中 に偏 に菊 を愛 するにはあらず、この花 開 きて後 更 に花 無 ければなり。- 不是花中偏愛菊。此花開後更無花。--十日菊花
壺中 の天地 は乾坤 の外 、夢裏 の身名 は旦暮 の間 。- 壺中天地乾坤外。夢裏身名旦暮間。--幽栖
外 き人 は識 らず恩 を承 くる処 、たゞ羅衣 の御香 に染 まるあり。- 外人不識承恩處。唯有羅衣染御香。--宮詞
言語 は巧 みに鸚鵡 の舌 を偸 み、文章 は鳳凰 の毛 を分 ち得 たり。- 言語巧偸鸚鵡舌。文章分得鳳凰毛。--贈薛濤
西施 が顔色 は今 何 くにか在 る、まさに春風 百草 の頭 に在 るべし。- 西施顏色今何在。應在春風百草頭。--春詞
氷 田地 に消 えて蘆錐 短 く、春 は枝条 に入 りて柳眼 低 し。- 冰消田地蘆錐短。春入枝條柳眼低。--寄楽天
水 を払 ふ柳花 は千万点 、楼 を隔 つる鴬舌 は両三声 。- 拂水柳花千萬点。隔樓鶯舌兩三聲。--過元魏志襄陽楼口占
梅 は鶏舌 を含 みて紅気 を兼 ねたり、江 は瓊花 を弄 びて碧文 を帯 びたり。- 梅含雞舌兼紅氣。江弄瓊花帶碧文。--早春尋李校書
蛍火 乱 れ飛 びて秋 已 に近 し、辰星 早 く没 れて夜 初 めて長 し。- 螢火乱飛秋已近。辰星早沒夜初長。--夜座