「紀友則」の版間の差分

出典: フリー引用句集『ウィキクォート(Wikiquote)』
削除された内容 追加された内容
119.175.0.122 (会話) による編集を Aphaia による版へ差し戻し
+画像
1 行 1 行
==[[w:紀友則|紀友則]] (? - 907年)==
==[[w:紀友則|紀友則]] (? - 907年)==
きのとものり。平安時代中期の歌人。三十六歌仙の一。[[紀貫之]]はいとこ。
きのとものり。平安時代中期の歌人。三十六歌仙の一。[[紀貫之]]はいとこ。
[[ファイル:Sanjūrokkasen-gaku - 10 - Kanō Tan’yū - Ki no Tomonori.jpg|200px|thumb|紀友則]]
===紀友則からの引用===
===紀友則からの引用===
====『古今和歌集』====
====『古今和歌集』====
9 行 9 行
*久方の[[光|ひかり]]のどけき[[春]]の日にしづ心なく花のちるらむ 
*久方の[[光|ひかり]]のどけき[[春]]の日にしづ心なく花のちるらむ 
*:[[藤原定家]]の『小倉百人一首』にも収録。
*:[[藤原定家]]の『[[小倉百人一首]]』にも収録。


*音羽山けさ越え来れば[[時鳥|ほととぎす]]梢遥かに今ぞ鳴くなる
*音羽山けさ越え来れば[[時鳥|ほととぎす]]梢遥かに今ぞ鳴くなる

2022年5月29日 (日) 09:23時点における版

紀友則 (? - 907年)

きのとものり。平安時代中期の歌人。三十六歌仙の一。紀貫之はいとこ。

紀友則

紀友則からの引用

『古今和歌集』

  • の香をのたよりにたぐへてぞさそふしるべにはやる
  • きみならで誰にか見せむの花色をも香をもしる人ぞしる
  • 音羽山けさ越え来ればほととぎす梢遥かに今ぞ鳴くなる
  • ふれば木ごとに花ぞさきにけるいづれを梅とわきてをらまし
    「木ごと」(木毎)は、梅をあらわしたもの。漢詩の技法である離合詩を採り入れた和歌。

紀友則に関する引用

  • あすしらぬわが身とおもへどくれぬ間のけふは人こそかなしかりけれ--紀貫之
    • 『古今和歌集』哀傷歌。詞書「紀友則が身まかりにける時よめる」。