出典: フリー引用句集『ウィキクォート(Wikiquote)』
2005年11月7日 (月) 00:49時点における版
山についての引用句と諺。
引用
- あしひきの山のしづくに妹待つと われ立ち濡れぬ山のしづくに --大津皇子『萬葉集』巻二
- たち別れいなばの山の峰におふるまつとし聞かばとく帰りこむ --在原行平
- 春は、あけぼの。やうやう白くなりゆく山ぎは 少し明りて紫だちたる雲の細くたなびきたる。 --清少納言『枕草子』
- 山深み春とも知らぬ松の戸に たえだえかかる雪の玉水 --式子内親王『新古今和歌集』
- 世の中よ道こそなけれ思ひいる山のおくにも鹿ぞ鳴くなる --藤原俊成
- 『述懐百首』、のち『千載和歌集』(自撰)に収録
- 雲の峰幾つ崩て月の山 --松尾芭蕉『おくのほそ道』
- 夏の風山よりきたり三百の牧の若馬耳ふかりけり --与謝野晶子
- 山のあなたの空遠く
「幸(さいはひ)」住むと人のいふ。
噫(ああ)、われひとゝ尋(と)めゆきて、
涙さしぐみ、かへりきぬ。
山のあなたになほ遠く
「幸(さいはひ)」住むと人のいふ。--カール・ブッセの詩を上田敏が和訳したもの
諺