マルクス・ポルキウス・カト・ケンソリウス
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(大カトから転送)
マルクス・ポルキウス・カト(Marcus Porcius Cato、紀元前234年- 紀元前149年)は古代ローマ共和制の政治家。第二次ポエニ戦争(ハンニバル戦争)で頭角を現し最終的にはケンソルに就任し辣腕を振るった。
曾孫マルクス・ポルキウス・カト・ウティケンシス(小カト)と区別するため、大カト(Cato maior)、カト・ケンソリウス(Cato Censorius)と呼ばれる。
引用
[編集]- それにしても、カルタゴは滅ぼされるべきである。
- Ceterum censeo Carthaginem delendam esse.
- カトはカルタゴの滅亡がローマの安全にとって必要不可欠と考えており、生涯にわたり元老院での演説をこの句で締めくくった。この句はしばしば「カルタゴ滅ぶべし」(Cartago delenda est)の形で引用される。
- 事実を把握せよ、言葉は続いてくる。
- Rem tene, verba sequentur.
- 雄弁家に対するカトの助言(Julius Victor, Art of Rhetoric. p. 197 に引用)。
- 愚者が賢者から学ぶより多くのことを賢者は愚者から学ぶ。
- プルタルコス『対比列伝』「カトの生涯」に引用される
誤って帰せられるもの
[編集]- 戦線において困難な時は、そのままの姿で現れる。
- Fronte capillata, post est Occasio calva.--Disticha, II, 26.
- 長年カトに帰せられてきた『カト二行詩集』は3世紀から4世紀の同名の著作家ディオニシウス・カトの著作であると推測されている。