出典: フリー引用句集『ウィキクォート(Wikiquote)』
藤原敦頼(ふじわら の あつより、1090年 - 1182年頃)は、平安時代後期の日本の歌人。承安2年(1172年)に出家して道因(どういん)と称した。藤原北家高藤流。勅撰集入集は千載和歌集以下40集。
- 思ひわびさても命はあるものを憂きにたへぬは涙なりけり
- いつとても身のうきことはかはらねど昔は老をなげきやはせし
- 山めぐり雲の下にやなりぬらむすそ野の原に時雨過ぐなり
- 嵐ふく比良の高嶺のねわたしにあはれ時雨るる神無月かな
- 和歌の道に思い入れ深く打ち込んでいたことに関しては、道因入道は比べる者のない人だった。--鴨長明『無名抄』
- この道に心ざし深かりしことは、道因入道並びなき者なり。