出典: フリー引用句集『ウィキクォート(Wikiquote)』
殷富門院大輔(いんぷもんいんのたいふ、生没年不詳、1130年頃−1200年頃)は日本の歌人、女房。藤原北家の出。藤原定方の子孫で、藤原信成女。平安末期から鎌倉初期に活躍した。
- 花もまたわかれん春は思ひ出でよ咲きちるたびの心づくしを
- あすしらぬ命をぞ思ふおのづからあらば逢ふよを待つにつけても
- なほざりの空だのめとて待ちし夜のくるしかりしぞ今は恋しき
- 見せばやな雄島のあまの袖だにもぬれにぞぬれし色はかはらず
- 『千載和歌集』。藤原定家の『小倉百人一首』にも収録。