易経
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古代中国の書物。『周易』とも呼ぶ。
乾為天
[編集]- 天行健なり。君子はもって自ら彊めて息(やす)まず。
- 天行健。君子以自彊不息。
- 日本語の「自彊」の語源。
- 天行健。君子以自彊不息。
- 亢竜悔いあり。
- 亢龍有悔。
坤為地
[編集]- 積善の家には、必らず余慶あり。積不善の家には、必らず余殃あり。
- 積善之家、必有餘慶。積不善之家、必有餘殃。
- 「積善余慶」の語源。
- 積善之家、必有餘慶。積不善之家、必有餘殃。
沢火革
[編集]- 君子は豹(のごとく)変じ、小人は面を革(あらた)む。
- 君子豹變、小人革面。
- 「君子豹変」の語源。
- 君子豹變、小人革面。
繋辞上伝
[編集]- 子(孔子)曰く、書は言を尽くさず、言は意を尽くさず。然らば則ち聖人の意、其れ見るべからざるや、と。
- 子曰、書不盡言、言不盡意。然則聖人之意、其不可見乎。
- 「書は言を尽くさず、言は意を尽くさず」は、手紙文の末尾の言葉として好んで用いられる。
- 子曰、書不盡言、言不盡意。然則聖人之意、其不可見乎。
- 形而上は道のこと、形而下とは器のこと。
- 形而上者謂之道、形而下者謂之器。
- 形而上学の語源。
- 形而上者謂之道、形而下者謂之器。
繋辞下伝
[編集]- 善の積まざれば、以って名を成すに足らず。悪の積まざれば、以って身を滅ぼすに足らず。小人は小善を以って益することなしと為して為さざるなり。小悪を以って傷(やぶ)ることなしと為して去らざるなり。故に悪は積みて掩うべからず。罪は大にして解くべからず。
- 善不積、不足以成名。惡不積、不足以滅身。小人以小善爲无益而弗爲也。以小惡爲无傷而弗去也。故惡積而不可掩。罪大而不可解。