臨済義玄

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臨済義玄(りんざいぎげん)。806年頃〜867年。中国、唐代の禅僧。臨済宗の祖とされる。

『臨済録』[編集]

臨済録は臨済義玄の語録、正式名称は『鎮州臨済慧照禅師語録』。

  • 師、衆に示して云う、道流、佛法に用功の処無し。祗(た)だ是れ平常無事なるのみ。屙屎送尿、著衣喫飯、困(苦)の來たれば即ち臥す。愚人は我を笑うも、智(者)は乃ち焉(これ)を知れり。
    • 師示衆云、道流、佛法無用功處。祗是平常無事。屙屎送尿、著衣喫飯、困來即臥。愚人笑我、智乃知焉。 -- 「示衆」
  • 道流、爾の如法に見解せんと欲得すれば、但だ人惑を受くる莫かれ。裏(うち)に向かい外に向かい、逢著すれば便ち殺せ。佛に逢えば佛を殺し、祖に逢えば祖を殺し、父母に逢えば父母を殺し、親眷に逢えば親眷を殺して、始めて解脱を得ん、物と拘わらず、透脱すること自在ならん。
    • 道流、爾欲得如法見解、但莫受人惑。向裏向外、逢著便殺。逢佛殺佛、逢祖殺祖、逢羅漢殺羅漢、逢父母殺父母、逢親眷殺親眷、始得解脱、不與物拘、透脱自在。 -- 「示衆」

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