スタール夫人

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スタール夫人

スタール夫人(すたーるふじん、 Madame de Staël, 1766年 - 1817年)は、フランスの批評家、小説家。スイスの政治家・財政家でフランスの蔵相も務めたジャック・ネッケルの娘。文芸評論、政治思想などで才能を発揮した。ゲーテに評価された著作がドイツ語に訳され、ドイツなどの文学論に影響を与えた。その一方、スタール夫人はドイツ文学や観念論哲学をフランス圏に紹介し、18世紀のフランス・ロマン主義の先鞭を付けた。また、フランス革命からナポレオン・ボナパルトの君臨に至る時代、多くの政治評論も行い、ナポレオンと終生対立した。

出典の明らかなもの[編集]

以下『ドイツ論』(De l'Allemagne, 1810)からの引用はde:Madame de Staël(ドイツ語)からの重訳である。

  • フランスでは人間を研究しますが、ドイツでは書物を研究します。
  • 才能としての会話はフランスにのみ存在します。
  • ドイツ建築では、ゴシックのみが注目に値します。

帰せられるもの[編集]

  • 二人の天才が結ばれることは、フランスの国益に合致します。
  • 天才に性差はありません。
    • ナポレオンにいったとされる。
  • 私は自分を賢いと思っているが、ボナパルトは私ほど賢いでしょうか。
  • タバコを吸う人は、豚のような臭いがします。タバコを嗅ぐ人は、豚のように見えます。タバコを噛む人は、豚に他なりません。
  • 良心の声はいかにもか細くもみ消すことは簡単である。しかしその声はあまりにも明解で聞き間違えることはない。

外部リンク[編集]