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フリードリヒ・ニーチェ

出典: フリー引用句集『ウィキクォート(Wikiquote)』
Friedrich Nietzsche

ドイツの哲学者。

出典を確認済のもの

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『悦ばしき知識』

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Die fröhliche Wissenschaft

  • んだ。神は死んだままだ。そしてわれわれが神を殺したのだ。--断章125節
    "Gott ist tot!! Gott bleibt tot! Und wir haben ihn getötet."

『アンチクリスト』

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Der Antichrist

この項は英語からの重訳です。
  • キリスト教においては、どの点においても、道徳も宗教も現実と接触していない。--16節
    "Weder die Moral noch die Religion berührt sich im Christenthume mit irgend einem Punkte der Wirklichkeit."
  • キリスト教はひとつの大いなる呪い、あるいは巨大な本質的堕落と私はいう。不都合に対しての執念という巨大な本能は、十分に有害で、かつ秘密に隠され、取るに足らない事である。これを私は人類のひとつの致命的汚点と言っている。 --62節.
    "Ich heisse das Christentum den Einen grossen Fluch, die Eine grosse innerlichste Verdorbenheit, den Einen grossen Instinkt der Rache, dem kein Mittel giftig, heimlich, unterirdisch, klein genug ist, — ich heisse es den Einen unsterblichen Schandfleck der Menschheit."

『善悪の彼岸』

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Jenseits von Gut und Böse

  • 怪物と闘う者は、その過程で自らが怪物と化さぬよう心せよ。おまえが長く深淵を覗くならば、深淵もまた等しくおまえを見返すのだ。 --146節
    "Wer mit Ungeheuern kämpft, mag zusehn, dass er nicht dabei zum Ungeheuer wird. Und wenn du lange in einen Abgrund blickst, blickt der Abgrund auch in dich hinein."

『ツァラトゥストラはかく語りき』

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  • 人の間に住するのは動物の間に住するよりも危險であることを私は知つた。
    ……私の動物は私の導者となれ![1]
  • 君の自己は君の「我」とその「我」の誇つてゐる飛躍を笑つてゐる[2]
  • 逃げよ、わが友、君の孤獨へ!
    ……森や岩は毅然として君と共に沈默することを知つてゐる。君は再び、君の愛してゐる・廣い枝の樹と均しくあれよ。その樹は無言で、聽き耳を立てて、海の上に立つてゐる[3]
  • わが智若しわれを棄つれば-嗚呼かれや、逃げ飛ばんことを好む-わが勇、冀くは、わが愚と興に天翔らんことを。--『如是經 (一名、光炎菩薩大師子吼經)』序品 (光炎菩薩 初轉法輪) 十[4]

そのほか

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  • ヨーロッパの二大麻薬、アルコールおよびキリスト教。
    "Two great European narcotics, alcohol and Christianity."
    • 偶像の黄昏 2節『ドイツ人に欠けているもの』・反キリスト者 60節・詩 147節

ニーチェに帰せられるもの

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出典を確認していないもの。

  • つねに讃美されることを欲している神には、私は信仰をもてない。
英語から重訳。
  • 音楽なしには誤謬となろう。
    "Ohne Musik wäre das Leben ein Irrtum."
  • の不足ではなく、友情の不足が不幸な結婚生活を作り出す。
    "Nicht der Mangel an Liebe, sondern der Mangel an Freundschaft macht die unglücklichsten Ehen."
  • 結婚とは、長い会話だ。
  • 最も偉大なこと、それは、計画をたてることだ。
  • ヴァーグナーの芸術は病んでいる。
    "Wagners Kunst ist krank."
  • どっちなんだ?人間が神の失敗作なのか、神が人間の失敗作なのか。

ニーチェに関する引用

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  • 彼その人は実に愛すべき人で、誠実の点では彼におよぶ者はありません。こんな人がキリスト教の最大の敵とならざるを得なかったということが、そのままキリスト教国の実状を物語るものであり、これこそ悲しむべき点です。--内村鑑三 (1917年3月6日 米国サラトガ D・Cベルにあてた手紙)

外部リンク

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Wikipedia
Wikipedia
  1. 登張竹風『如是説法ツァラトゥストラー』《超人と下品下生》、1935年、29頁
  2. 『如是説法』《侮身者》47頁
  3. 『如是説法』《市場の蠅》79頁
  4. 登張竹風『如是經 (序品)』1921年、248頁