「雁」の版間の差分

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===来る雁===
===来る雁===
*鴻雁賓す -『月令』
*鴻雁賓す -『月令』

*ながつきのその初雁のつかひにも思ふ心は聞え来ぬかも -『万葉集』


*ゆく[[蛍]] [[雲]]の上までいぬべくは 秋風吹くと雁に告げこせ -[[在原業平]]
*ゆく[[蛍]] [[雲]]の上までいぬべくは 秋風吹くと雁に告げこせ -[[在原業平]]
*:『[[伊勢物語]]』『後撰和歌集』
*:『[[伊勢物語]]』『後撰和歌集』


*[[秋]]は、夕暮。夕日のさして、山の端(は)いと近うなりたるに、[[烏]]の寝どころへ行くとて、三つ四つ、二つ三つなど、飛び急ぐさへあはれなり。まいて雁などの列ねたるがいと小さく見ゆるは、いとをかし。日入り果てて、[[風]]の[[音]]、[[虫]]の音など、はたいふべきにあらず。-[[清少納言]]
*まいて雁などの列ねたるがいと小さく見ゆるは、いとをかし。-[[清少納言]]
*:三巻本系『枕草子』
*:三巻本系『枕草子』



2008年9月11日 (木) 08:29時点における最新版

かりに関する引用句。

引用句[編集]

行く雁[編集]

  • かすみ 立つを見すてて 行く雁は なき里に 住みやならへる -伊勢
    『古今和歌集』
  • 朧夜の底を行くなり雁の声 -諸九

来る雁[編集]

  • 鴻雁賓す -『月令』
  • ながつきのその初雁のつかひにも思ふ心は聞え来ぬかも -『万葉集』
  • まいて雁などの列ねたるがいと小さく見ゆるは、いとをかし。-清少納言
    三巻本系『枕草子』