藤原敏行
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ふじわらのとしゆき。平安時代初期の歌人、三十六歌仙のひとり。書家でもある。 家集に「敏行集」がある。
出典の明らかなもの
[編集]『古今和歌集』
[編集]- 秋きぬと目にはさやかに見えねども風の音にぞおどろかれぬる
- 秋の野にやどりはすべしをみなへし名をむつまじみ旅ならなくに
- 恋ひわびてうちぬる中に行きかよふ夢のただぢはうつつならなむ
- すみの江の岸による波よるさへや夢のかよひぢ人目よくらむ
- 小倉百人一首にも採られる。
- 老いぬとてなどかわが身をせめぎけむ老いずは今日に逢はましものか
- 詞書「おなじ御時、うへのさぶらひにて、をのこどもに大御酒たまひて、大御遊びありけるついでにつかうまつれる」。
- ふる雪のみのしろ衣うちきつつ春きにけりとおどろかれぬる
- 『後撰集』巻頭歌。