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蝉丸

出典: フリー引用句集『ウィキクォート(Wikiquote)』
蝉丸

蝉丸せみまる、生没年不詳)は平安時代初期の伝不詳の人物。琵琶の名人とされる。『今昔物語集』ではもと宇多天皇皇子敦実親王の雑色、謡曲『蝉丸』では醍醐天皇の第四皇子と人物像に諸説ある。大津市逢坂の蝉丸神社の祭神。

引用

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  • これやこの行くも帰るも別れつつしるもしらぬもあふさかの関
    • 『後撰和歌集』収録。のち藤原定家の『小倉百人一首』に採られる。
  • 秋風になびく浅茅の末ごとにおく白露のあはれ世の中
    • 『新古今和歌集』所収。
  • 世の中はとてもかくても同じこと宮もわら屋もはてしなければ
    • 『今昔物語集』および『新古今和歌集』所収。
  • 逢坂の関の嵐のはげしきにしひてぞゐたるよをすごすとて
    • 『今昔物語集』所収。『続古今和歌集』では第5句を「よを過ぎんとて」とする。

蝉丸せみまるに関する引用

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  • 蝉丸は賤しい者だといっても年来敦実親王のお弾きになる琵琶を聞いて、このように道を極めた名手となった。それが盲目になったので逢阪にいたのである。これが盲目の琵琶法師の起こりであると語り伝えたということである。--「源博雅朝臣が逢坂の盲のもとにいった話」『今昔物語集』本朝部第24巻第23
    蝉丸賤しきものといへども年来宮の弾き給ひける琵琶を聞きてかく極めたる上手にてありけるなり。それが盲になりにければ、逢坂には居たるなり。これよりのち盲琵琶は始まるなりとなん語り伝へたるとや。--「源博雅朝臣、逢坂の盲の許に行きし語」佛教大学図書館デジタルコレクション・丹鶴叢書

外部リンク

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Wikipedia
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