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藤原朝忠

出典: フリー引用句集『ウィキクォート(Wikiquote)』
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中納言朝忠

藤原朝忠 (910-966)

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ふじわらのあさただ。日本の歌人。三十六歌仙のひとり。中納言朝忠とも呼ばれる。父は藤原定方

  • 逢ふことの絶えてしなくばなかなかに人をも身をも恨みざらまし  
    『拾遺和歌集』収録。詞書「天暦御時歌合に」。藤原定家の『小倉百人一首』にも収録。
    • 天暦御時歌合とは、『天徳内裏歌合』(960年)のこと。村上天皇主催。
  • 人づてにしらせてしがな隠れ沼(ぬ)のみごもりにのみ恋ひやわたらん
    『新古今和歌集』収録。詞書「天暦御時歌合に」。
  • よろづ世の始とけふをいのりおきて今行末はぞしるらん
    『拾遺和歌集』収録。巻五、賀歌巻頭歌。詞書「天暦御時、斎宮くだり侍りける時の長奉送使にてまかりかへらむとて」。957年、斎宮伊勢下向に従う責任者(長奉送使)として供奉し、帰京する時の歌。