伊達政宗
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伊達政宗(だて まさむね、1567年 - 1636年)は日本の戦国大名、仙台藩初代藩主。伊達氏の17代目で、天正年間に東北地方で強大な勢力を築く。小田原の役、奥州仕置を経て豊臣政権に下り、関ヶ原の戦い以後は江戸幕府体制下の外様大名として命脈を保つ。
漢詩
[編集]酔余口号
[編集]白文
[編集]馬上少年過
世平白髪多
残軀天所赦
不楽是如何
書き下し文
[編集]馬上の少年は過ぐ
世は平かにして白髪多し
残軀は天の赦す所
楽しまずして是を如何せん
元旦試觚
[編集]白文
[編集]時物春來催我吟
詩情酒渴共何堪
屠蘇沈醉忘才拙
和荅黃鸝新語音
書き下し文
[編集]時物春来たりて我が吟を催す
詩情酒渇共に何ぞ堪えん
屠蘇沈酔に才の拙きを忘れ
和荅す黄鸝の新語音
落梅
[編集]白文
[編集]花落乾坤風未吹
樹間料識有黃鸝
不然行客惱春色
自入梅林折一枝
書き下し文
[編集]花落ちて乾坤に風未だ吹かず
樹間に料り識る黄鸝有るを
然らずんば行客春色に悩まされ
自ら梅林に入りて一枝を折らん