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右近
右近 (生没年未詳)[編集]
うこん。平安時代中期の歌人。藤原右近少将季縄(季綱とも)女またはその姉妹と伝わる。宮廷歌人として朱雀朝・村上朝に活躍した。
『拾遺和歌集』[編集]
- おほかたの秋の空だにわびしきに物思ひそふる君にもあるかな
- 身をつめばあはれとぞおもふ初雪のふりぬることも誰にいはまし
- わすらるる身をば思はずちかひてし人の命のをしくもあるかな
- 『大和物語』八十四段にもあり、そこでは返しはなかったとされる。藤原定家の『小倉百人一首』にも収録。