コンテンツにスキップ

笠郎女

出典: フリー引用句集『ウィキクォート(Wikiquote)』

笠郎女(かさのいらつめ)は奈良時代中期の日本の歌人。生没年未詳。一説には笠金村の娘。大伴家持とかかわりのあった十余人の女性のひとりで、同時代では大伴坂上郎女とならび称される女性歌人。『万葉集』巻三、巻四、巻八に計29首の歌が収載されている。内訳は、譬喩歌3首、相聞歌24首、春および秋の相聞各1首。いずれも家持に贈った歌である。

引用

[編集]

引用はウィキソース日本語版収録・鹿持雅澄訓訂『万葉集』により、適時振り仮名を補った。番号は国歌大観番号

  • 陸奥みちのく真野まぬ草原かやはら遠けども面影にして見ゆちふものを
    • 『万葉集』巻三396。
  • 我が屋戸の夕蔭草ゆふかげくさの白露のぬがにもとな思ほゆるかも
    • 『万葉集』巻四594。
  • 相思はぬ人を思ふは大寺の餓鬼のしりへぬかづく如し
    • 『万葉集』巻四608。

外部リンク

[編集]
Wikipedia
Wikipedia
ウィキペディアにも笠郎女の記事があります。