コンテンツにスキップ

壬生忠見

出典: フリー引用句集『ウィキクォート(Wikiquote)』
壬生忠見

壬生忠見(生没年不詳)

[編集]

みぶのただみ。日本の歌人。三十六歌仙のひとり、壬生忠岑は父。

  • すてふわが名はまだき立ちにけり人知れずこそ思ひそめしか
    『天徳内裏歌合』、『拾遺和歌集』収録。藤原定家の『小倉百人一首』にも収録。
    天徳内裏歌合(960年)で平兼盛の「忍ぶれど」に合わされ、敗れた。一伝にその衝撃で病を得、死去したという。
  • ことのはの中をなくなくたづぬれば昔の人にあひみつるかな
    『新古今和歌集』。勅により父忠岑の歌を奉ったときの歌。
  • さ夜ふけて寝ざめざりせば郭公人づてにこそきくべかりけれ
    『天徳内裏歌合』、『拾遺和歌集』収録。