杜甫
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盛唐の詩人。後世詩聖とあがめられる。
曲江二首
[編集]- 一首
一片花飛減却春
風飄萬點正愁人
且看欲盡花經眼
莫厭傷多酒入脣
江上小堂巣翡翠
苑邊高塚臥麒麟
細推物理須行樂
何用浮名絆此身
- ニ首
朝囘日日典春衣
毎日江頭盡醉歸
酒債尋常行處有
人生七十古來稀
穿花蛺蝶深深見
點水蜻蜓款款飛
傳語風光共流轉
暫時相賞莫相違
春望
[編集]恨別鳥驚心
烽火連三月
家書抵萬金
白頭掻更短
渾欲不勝簪
旅夜書懷 旅夜に懐を書す
[編集]細草微風の岸 危檣独夜の舟
星垂れて平野闊く 月湧きて大江流る
名は豈に文章もて著れんや 官は応に老病にて休むべし
飄飄何の似たる所ぞ 天地の一沙鴎
- 細艸微風岸 危檣獨夜舟
- 星垂平野闊 月湧大江流
- 名豈文章著 官因老病休
- 飄飄何所似 天地一沙鷗
前出塞詩(その六)
[編集]弓挽く當に強きなるすべし 箭用う當に長きなるすべし
人殺す先ず馬射よ 賊擒む先ず王擒めよ
殺人また限りが有り 列國自ずと疆有り
陵侵す制へ能ければ 多き殺傷が在らず
- 挽弓當挽強,用箭當用長。
- 射人先射馬,擒賊先擒王。
- 殺人亦有限,列國自有疆。
- 苟能制侵陵,豈在多殺傷。