出典: フリー引用句集『ウィキクォート(Wikiquote)』

(ふね)に関する引用と諺。

引用[編集]

  • 熟田津に船乗りせむと待てばもかなひぬ今は漕ぎ出でな-額田王
熱田津爾船乘世武登月待者 潮毛可奈比沼今者許藝乞菜 --『萬葉集』巻の一
熟田津は現在の道後温泉。当時は海港であった。
  • 朝あけて船より鳴れる太笛のこだまはながし竝(な)みよろふ山 -斎藤茂吉
    『あらたま』
    長崎医専教授として赴任した長崎の印象。『あらたま』の巻末歌。
  • 高砂や。 此浦舟に帆をあげて。もろともに出でしほの。波の淡路の島陰や。遠く鳴尾の沖すぎて。はや 住の江に着きにけり。はや住の江に着きにけり。-世阿弥高砂』
  • 細草微風の岸 危檣独夜の舟
    垂れて平野闊く 湧きて大江流る --杜甫『旅夜に懐を書す』
    細草微風岸 危檣独夜舟
    星垂平野闊 月湧大江流 『旅夜書懐』

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  • 船頭多くして船山に登る --日本の諺
  • 乗りかかった船 --日本の諺
  • 船に刻して剣を求む --故事成語
  • 渡りに船 --日本の諺
  • 少しのタールのために船を台なしにするな --英語の諺
    "Don't spoil the ship for a halfpenny of tar."
  • 軽い口は船を沈める --英語の諺
    "Loose lips sink ships."
  • ネズミは沈みゆく船を見捨てる --英語の諺
    "Rats desert a sinking ship."

関連項目[編集]