雀
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雀(すずめ)についての引用、諺。
出典の明らかな引用
[編集]- 萬軍の主、我が王、我が神よ、雀も己の宿りを獲、燕も己の巣を獲て、雛を爾が祭壇の傍らに置く。『聖詠経』第83(『詩篇』84:4)正教会訳
- この箇所では伝統的に「雀」が訳語として用いられてきた。ウルガータでも"Etenim passer invenit sibi domum"、すなわち「雀はまさに己の家を見出し」となる。一方、マソラ本文に基づく近代の訳では「雀」ではなく「鳥」(新共同訳聖書など)となっている。
- 二の雀は一銭(アッサリイ)にて售(う)られるに非ずや、若し爾等の父の旨なくば、其一も地に隕ちざらん。……故に懼るる勿れ、爾等は多くの雀より貴し。『マタイによる福音書』(マトフェイに因る聖福音)10:29、31、正教会訳。
- 「一銭」は原文では一アサリオン。非常に安価であった。
帰せられるもの
[編集]諺
[編集]- 雀が朝早くさえずるときは晴れ -日本の諺
- 雀が水浴びすると晴れ -日本の諺
- 雀の千声(せんこえ)鶴(つる)の一声 -日本の諺
- 雀の涙 -日本の諺
- 雀百まで踊り忘れず -日本の諺
- 鷹の前の雀 -日本の諺
- Besser ein Spatz in der Hand, als eine Taube auf dem Dach. --ドイツの諺
- 直訳:手の中の雀は、屋根の鳩よりもよい。
- 意味:遠くにあるよいものより、近くにある劣ったもののほうがよい。