音

音（おと）に関する引用

引用

出典の明らかな物

• 秋きぬと目にはさやかに見えねども風の音にぞおどろかれぬる - 藤原敏行
  • 『古今和歌集』所収。

• 秋は、夕暮。……日入り果てて、風の音、虫の音など、はたいふべきにあらず。 --清少納言『枕草子』

• 浜ちどり跡は都へかよへども身は松山に音(ね)をのみぞなく -- 崇徳天皇
  • 『保元物語』に記録される。

• み吉野の山の秋風さ夜更けてふるさと寒く衣打つなり --藤原雅経『新古今和歌集』

• 夜嵐、悲しみの声、蟲の音、まじりておつる露涙、ほろほろはらはらはらと、いづれ砧の音やらん。--世阿弥『砧』

• 古池や蛙飛込む水の音 - 松尾芭蕉『春の日』

• 水取りや氷の僧の沓の音 - 松尾芭蕉『野ざらし紀行』

• ほろほろと山吹散るか滝の音 - 松尾芭蕉『笈の小文』

• 私たちが知っているのは、ただ、谺は我々に我々のことばの響きを返し、あたかも我々が問いかけたように、我々に答えるということである。--ヨハン・ゴットフリート・ヘルダー『固有の運命』

  Alle wissen wir, dass die Echo uns nur den Schall unsrer Worte zurückgibt, dass, wie wir fragen, sie uns antworte. - Johann Gottfried Herder, Das eigene Schicksal

関連項目

• 声；虫・鳥・風
• 音楽