司馬遷
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司馬 遷(しば せん、BC145 - BC86?)。中国前漢の歴史家。
『史記』
[編集]- 乃ち、天の我を亡ぼし、用兵の罪に非ざるなり、を引くは、あに謬りにあらざらんや。
- 乃引天亡我、非用兵之罪也、豈不謬哉。 -- 「項羽 本紀賛」
- (項羽が)、「天が我を亡ぼしたのであり、用兵の罪ではないのだ」という言葉を引いたのは、どうして間違いではないという事があろうか。
- 断じて行えば鬼神もこれを避く。
- 斷而敢行 鬼神避之 --「李斯 伝」
- 臥薪嘗胆(がしんしょうたん) --「呉越春秋」
- がしょうしんたん / 薪に臥し胆を嘗める。
- 復讐あるいは成功のために苦労を耐え忍ぶ。
- 狡兎死して走狗烹(に)らる。
- 蜚鳥盡 良弓藏 狡兎死 走狗烹 -- 「越王句踐 世家」
- 白駒過隙
- 人生一世間,如白駒過隙 -- 「留侯世家」
- 狡兎死して良狗烹(に)らる。
- 狡兎死 良狗烹 高鳥盡 良弓藏 敵國破 謀臣亡 -- 「(韓信)淮陰侯 列伝」
- 余、所謂故事を述べて、其の世に傳わるを整齊し、所謂作るに非ざるなり。而るに君の之を春秋に比さるるは謬りなり。
- 余所謂述故事 整齊其世傳 非所謂作也 而君比之於春秋謬矣 -- 「太史公 自序」
- 私はいわゆる故事を述べて、その代々伝わるところを整えているのみで、作っているのではないのです。それなのに、あなた(壷遂)がこれ(史記)を春秋と比較されるのは誤りです。
- 是れ余の罪なるか 是れ余の罪なるか 身、毀れて用いられず。
- 是余之罪也夫 是余之罪也夫 身毀不用矣 -- 「太史公 自序」
- これ(宮刑)は私の罪なのか これは私の罪なのか 我が身は損壊し世に用いられない。
『任安に奉ずる書』 (漢書「司馬遷傳」より)
[編集]- 人固より一死有り。或いは泰山より重く、或いは鴻毛より軽し。之を用ゐるに趨く所異なればなり。
- 人固有一死,死有重於泰山,或輕於鴻毛,用之所趨異也。